2012年2月29日水曜日

コサギ

こんにちは、よしだです。
 アライグマ捕獲用のワナが設置されて一晩経過し、早速様子を見に行ってみました。ランドルフ記念講堂付近と、文四郎池の4か所とも、ワナには何もかかっていませんでした。
 一方、文四郎池の中ではコサギでしょうか、2羽が仲良くえさを求めてやってきていました。コサギたちは、しばらくじっとしてから、くちばしをさっと水面に向けていました。昨日はこの池にアオサギが1羽来ていました。ここにはコイやアメリカザリガニがいることが分かっていますが、コサギやアオサギは何を食べているのでしょうか? 

2012年2月28日火曜日

アライグマ捕獲ワナ

みなさまこんにちは、よしだです。
 今日は野呂先生が、アライグマを捕獲するためのワナを学内に設置しました。先日の自動撮影装置で実際にアライグマが撮影されたランドルフ記念講堂の近くに2か所、撮影はされなかったものの、食べちぎられたアメリカザリガニが見つかった文四郎池の周囲に2か所、計4か所です。
 これが設置されたワナです。かなり大きなものですね。

 アライグマは雑食ですが、誘引されやすいということで、えさは…

↑ コンビニのから揚げです(笑)


 これから毎日、アライグマがかかっているかどうかの見回りが行われます。特に文四郎池のワナは周辺の道路からよく見えますが、決して近づいたり、触ったりしないようにお願いします。

2012年2月27日月曜日

植物細密画

みなさまこんにちは、よしだです。
 また厳しい寒さが戻ってきましたが、そんな中画家の野村陽子さんの植物細密画を、小野先生と一緒に見に行って参りました。場所は中央アルプスと南アルプスに挟まれた長野県伊那市にある、寒天メーカーの美術館です。ちょうど開館二周年記念展が開催されていました。
 植物細密画とは、その名の通り植物を精確に描き写したものです。動物や植物を絵によって記録することは、かつては一般的な方法でしたが、その役目は写真にとって代わることになります。
 しかし細密画を実際に見てみると、それは決して写真に劣ることなく、もしかしたら植物たちは、写真以上のリアリティをもって表現されているようにも感じました。身近な栽培植物や山野草など、たいへん興味深い作品ばかりですが、もし八竜湿地周辺に生育するシデコブシやトウカイコモウセンゴケなどを、この作者が描くとしたらどんな作品になるのだろう?と考えたりして楽しんできました。
 みなさまもこちらの方面に行く際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

【野村陽子植物細密画館】
http://www.kantenpp.co.jp/garden/kantenpapamuseum/index.html

 おまけで道中の写真を2枚ご覧いただきましょう。長野県駒ヶ根市(伊那市の南隣)で撮った中央アルプス木曽駒ヶ岳と、ちょうど見頃を迎えたフクジュソウ(福寿草)です。今日の最低気温は-5.5度。山は厳冬ですが、里には少しずつ春の気配が訪れていました。

2012年2月24日金曜日

アライグマ調査

みなさまこんにちは、よしだです。 寒さが緩んで春の兆しが感じられるようになった今日、121に設置したアライグマ監視用カメラの画像を回収するため、野呂先生が来られました。パソコンを使って現場ですぐに確認です。
 2ヶ所のうち、片方はノラ猫が写っているだけでしたが、ランドルフ記念講堂近くの湿った場所では、一同「あっ!」と声をあげてしまいました。ちゃんと撮れていました。


↑ 左の方にアライグマがいます。





↑ ハクビシンも写っていました。


 アライグマは何日にもわたって写っていますし、毛の模様から複数いることも分かりました。現場にはさらにこんな物も。

 おそらくハクビシンが果物を食べて、皮や種をはき出したものです。白い球状のものはキンカンの実、オレンジ色のものはカキの皮で、枯葉の上には種も見えます。

 野呂先生によると、この守山区一帯ではアライグマがかなりの勢いで増殖して、あちこちで目撃されているそうですが、大学も例外ではありませんでした。しっかりとした対策が必要なようです。

2012年2月20日月曜日

ちらし作り

みなさまこんにちは、よしだです。
 今日はKSCメンバーが集まり、4月に新しく入学する金城生に、KSCの活動を知ってもらうためのちらし作りをしました。場所はW9号館の共用スペースです。外から光が差し込み、壁に絵が飾ってあって、美術館の一角のような雰囲気の場所です。
 書き込む内容を考え、ちらし作りが始まりました。みなさん絵が上手です。授業で黒板に描く絵に苦労する私とは大違い…(笑)


文字スペースなどを残して、今日の分は完成です。新入生のみなさんがKSCの活動に興味を持ってもらえることを期待しています。


2012年2月12日日曜日

報告会

みなさまこんにちは、よしだです。
 今日は名古屋市内で行われた報告会についてお伝えします。

 この会は、「あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業 成果報告会」といって、愛知県から交付金をいただいて環境学習を行った団体の活動報告がされました。実は今年度金城学院大学で行った、高校生向けの湿地の水質調査の学習会や、近隣のみなさまを迎えての炭焼体験講座も、この交付金をいただいて実施したものでした。

↑ 報告会開始前の会場の様子です


 今回は事例発表の申込みが多数だったようで、残念ながら私たちの取り組みを発表…とはなりませんでしたが、他の団体の取り組みを知るよい機会となりました。来年度も引き続き、本学では環境学習会を開催していきたいと思っています。

2012年2月7日火曜日

自然林の調査が行われました (2)

みなさまこんにちは、よしだです。
 今日も自然環境調査の様子をお伝えします。

 今日は植生・動物の調査が昨日に引き続いて行われたほか、鳥の専門家による調査も行われました。この写真では少し分かりづらいですが、中央の木に枝が混んでいる場所がありますね。鳥の営巣跡です。

 針葉樹(アカマツ)に作られていること、営巣材料に人工物がないことから、猛禽類の巣である可能性が高いとのことでした。このような巣は何か所か見つかり、実際に午前中には猛禽類の飛翔も目撃されたとのこと。


 斜面の土が露出した場所では、カワセミの巣がないかの確認もされました。  残念ながら巣はありませんでしたが、大学内外には文四郎池・二つ池・新池・雨池と池も多く、カワセミの目撃情報もありますので、このあたりで繁殖していてもおかしくないとのことでした。


 2日間の調査で、私たちにもまだまだ知らない発見がたくさんありました。この調査の結果を基に、どの場所をどのように保全していくのか、今後その方向性を決めていきます。

2012年2月6日月曜日

自然林の調査が行われました

みなさまこんにちは、よしだです。
 例年にない寒さが続いていた名古屋ですが、今日は気温が上がって一日雨が降りました。

 その雨の中、学内の自然林では、財団法人日本生態系協会の専門家による自然環境調査が行われました。大学のこれからの里山保全をどのように進めていくのがよいかを考える上での基礎的な調査です。自然散策路のある大学西側の植生や動物の痕跡などを調べつつ、同行した小野先生と私に、それぞれの場所の現状や歴史的な経過などについての聞き取りも行われました。


 ランドルフ記念講堂の周りでも調査が行われました。


 せっかく専門家が来てくださったのですから、普段気になっていたこともいろいろ聞いてみれば勉強になります。それである場所では、「これってランですか?」(下の写真)とたずねたところ

「シュロ(自然林の中のどこにでも生えている植物です)の小さいやつですね」とのこと。少し恥ずかしく思いつつも、無知を知るのも大切…と思った次第です。


 この調査、明日も引き続き行われます。

2012年2月2日木曜日

大雪

みなさまこんにちは、よしだです。
 昨晩から名古屋では雪が降り始め、朝までに6 cmの積雪となりました。大学の中はこんな様子です。
W10号館の南側ですが、なんだか北国の峠道のように見えなくもないですね。炭焼き小屋の前も真っ白でした。

 雪が積もった時のお楽しみは、動物の足跡探しです。スキー場ではよくウサギの足跡を見かけますが、このように動物を直接目撃しなくても、足跡の形からそこに何が生息しているのか判断できるのです。それで自然林の観察路を一周してみたのですが…何も見つかりませんでした。残念ですね。
 雪は午前中までに止んでしまいましたが、気温が低いので今日は一日雪景色を楽しめそうです。