2014年12月27日土曜日

仕事納め

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きのう(26日)は事実上の仕事納めで,実験室の大掃除をしたりしたのですが,どうしても年内に済ませておきたい仕事が残ってしまい,私にとっての仕事納めは今日27日となりました。

 とはいえ,少し前に比べると忙しさもやや解消され,今朝の出勤途中,矢田川の河川敷から御嶽山の写真を撮ったりしました。JR中央本線の矢田川橋梁付近からだとこんな写真になります。電車の先頭左に写っているのが御嶽山。噴煙の量は少なくなってきたものの,まだ肉眼ではっきりと白い煙が見えました
 
 今年最後ということで,学内や八竜湿地に設置してある装置の点検とデータ回収をしました。午後になってもまだ空気は澄んでいて,金城から山々を見渡すことができました。どの山も本当にきれいです。
伊吹山
 
恵那山
 
中央アルプス
 
 そうそう,山を見に行ったのではなくて,装置の点検とデータ回収に行ったのでした(苦笑)。ここ最近寒さが続いたり,大雪が降ったりもしましたが,幸い観測装置に異常はなく,データも無事に回収できました

 土曜日とはいえ,人が訪れることも少なくなった八竜湿地は静まり返っていました。きょうは(も?)寒さが厳しく,お昼の2時半だというのに湿地の水は凍ったままでした (>_<)

 さて,ことしのブログはこれで最後です。この一年ご愛読いただきありがとうございました。金城の里山や湿地など,ざっくばらんに(笑)紹介してきましたが,いかがでしたでしょうか? 来年もこれまで同様KSCでは里山活動を続けていくほか,新しい研究や調査も目下計画中で,それらをまた随時紹介していきたいと思っています。

 来年もまたよろしくお願いいたします。
 

2014年12月23日火曜日

オオタカが「また」やってきた

 みなさまこんにちは,よしだです。

 これは大雪が降った18日のお昼ごろに見つけたことなのですが,「また」オオタカのものと思われる,狩りをした跡がありました。場所は,文四郎池からW8号館へ上がる階段。早朝で誰も通らない時間帯にここに来たのでしょうか。
 
 今回は灰色の羽根ばかりで,襲われた鳥の種類が特定できるような,特徴のある羽根は見つかりませんでした。

 写真ではすでに雪は融けてしまって写っていませんが,この日は夜中に雪がたくさん積もり,私は雪景色を撮ろうと実験の合間に外に出たところ,これを見つけたのです。

 この話をKSCメンバーにしたところ,小野先生・さいほさんも同様にこれを見つけて写真を撮っていました。さすがKSCメンバー! 見逃していませんね!

 小野先生によると,この少し上にオレンジ色の鳥の足が落ちていたそうで,もしそれがこの襲われた鳥のものだとすると,ムクドリということになるでしょうか。

いずれにしても,オオタカにとって金城の森は,
獲物をさばくのにいい場所のようですね~(^_^)
 

2014年12月22日月曜日

冬至

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょう12月22日は冬至。一年で昼の長さが一番短い日ですね。確かに日が沈んですっかり暗くなっても,時計を見るとまだ17時台・・・なんてことも。実験をもう少しやらなきゃ,と現実に戻ることもしばしばです(苦笑)。

 きょうも雲が多いながらも晴れて,デスクのあるW10号館の4階の窓から,沈んでゆく太陽を見送ることができました
一年で最も南の日の入りです
(この時期はランドルフ記念講堂と日没が一緒に撮れます)
 
名駅の高層ビル群やテレビ塔よりも
南に日が沈んでいきます
 
16:41に日が沈んだ後,雲が真っ赤に染まりました
 
そして暮れていきます・・・

 またいつもの夕焼け・日没の写真ですが,空の色が変化していくさまは何度見ても飽きないし,いつ見ても感動します
 

2014年12月20日土曜日

今年最後の全体会と,KSC忘年会

 みなさまこんにちは,よしだです。

 ことしも残すところあと10日ほど。一年が本当に早く過ぎてしまいました。KSCでは今年最後の全体会を昨日(19日)のお昼に行いました。私は試験監督の仕事が一日入っていたため出席できませんでしたが,きむらさんお手製のシャシャンボのジャムを載せたビスケットがふるまわれたそうです。
おいしそう~
 
 試験監督の合間に外に出てみると,澄んだ空の向こうに夕陽に照らされた中央アルプスを望むことができました。山に降り積もった雪が赤く染まって実にきれいでした。 
中央のすこし左が木曽駒ヶ岳です
 
 この日は全体会だけでなく,一年の締めくくりということでKSCの忘年会も行われました。私は試験監督の仕事を終えて,少し遅れて会に参加しました。人がちょっと少なめですが,たのしいひと時を過ごしました。
 
 栄はイルミネーションがとてもきれいでした。年末らしい雰囲気ですね~。

 KSCのイベントとしてはこれが今年最後ですが,来年もまたメンバー一同で里山活動の輪を広げていきます!

*この里山ブログは来週まで続きますよ~(笑)。
 

2014年12月18日木曜日

名古屋で大雪

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 きのうの夜8時ころから降り始めた雪は,夜中にどんどん積もっていき,気象台の観測で23cmの積雪となりました
 
 朝には雪はほぼ止んで青空となりましたが,一面の雪景色! 大学ではあちこちで学生さんが雪合戦をしたり,雪だるまを作ったりと,楽しそうな声が響いていました。

 今日の写真は,わたくしのいる実験室からの金城の自然林,そして雪の名古屋の街並みです。いつもと違う風景にわくわくした一日でした。
 

2014年12月9日火曜日

オオタカの狩りの跡?

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日のことですが,「金城から八竜湿地に通じる道の近くに,オオタカがカケスを襲った食痕と思われるものがある」と小野先生から連絡をいただきました。先生が撮った写真を見ると,鳥が襲われて羽が円形にちらばっていて,羽根の色は確かにカケスのものでした。

 というわけで今日,その現場に行ってみました。
 下の写真で落ち葉でわかりづらいですが,左下と右上にそれぞれ灰色の羽根が,きれいな円形となって落ちているのがお分かりでしょうか? 小野先生の推測では,これは2羽ではなく,1羽の羽根を途中少し移動してむしったからではないか,とのことでした。
 
 その羽根を拡大してみましょう。かなりちぢれて無残な姿になっています・・・
 
 状態のよい羽根がまだ残っていたので撮ってみました。羽の上右側に黒と青の縞模様がありますね。これがカケス独特の模様なのです。
近くで見るととてもきれいな青です

 以前小野先生の研究室の前で,キジバトがオオタカに襲われた跡が発見され,その後モウソウチクの竹林の中でもやはりキジバトの羽根が散らばっているのを見たことがあります。

オオタカがやってきた? (2013年7月4日)
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2013/07/blog-post_4.html

 しかし,カケスが襲われた跡を見るのはこれが初めて。カケスはカラスの仲間で,動きもキジバトに比べて俊敏なはずですが,オオタカはそれでも仕留めてしまうのですね。犠牲になったカケスには気の毒ですが,オオタカのすごさに感心してしまいました。
 

2014年12月8日月曜日

シャシャンボのジャム

 みなさまこんにちは,よしだです。

 今年6月24日のブログで,シャシャンボがたくさんの花をつけていて,この秋は豊作になりそうだ,という話を書きました。

豊作の予感?
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2014/06/blog-post_24.html

 あれからおよそ半年。予想通りの結果となりました(笑)。下の写真はまだ熟し切る前の段階ですが,たくさんの実がついていますね!
この写真はまつやま先生に撮っていただきました

 せっかくの豊作なので,シャシャンボのジャムを作ってみることにしました。いくつかの木から採ってきた実を水洗いして重さを量ります。

 シャシャンボはブルーベリーの仲間ですが,野生のものだけあって,売っているブルーベリーほど甘くはありません。従って今回は砂糖を多めに(実と同じくらいの重さ)入れることにしました

 これを火にかけて,実をすりつぶしながら煮詰めていきます。いかにもブルーベリージャムのようですね!
 しか~し,ジャム作り初心者の私,どこまで煮詰めたらよいのかわからず,ひたすら火にかけ続けてしまいました(苦笑)。

 でき上がったジャムがこちら。うまく撮れていませんが,見た目はそれらしくできました。でも煮詰めすぎたので・・・
コテコテのジャムのできあがり!!!
(泣)
 
 そう,パンにつけてものびないのですよ,コテコテすぎて (>_<)

 もう一つ思ったのは,シャシャンボの実を裏ごしすればよかったかな,と。実が小さい分相対的に皮の割合が多くなり,食感がいまいちよくありません。

 もう一回チャレンジ,ですかね(苦笑)。
 


2014年12月3日水曜日

カワラヒワ?

 みなさまこんにちは,よしだです。

 最近まで名古屋は比較的過ごしやすかったのですが,昨日あたりからいきなり寒くなりましたね。先日,瀬戸線の電車の中からひさしぶりに見ることができた白山は,その名の通りすでに真っ白に雪化粧。いよいよ冬がやってきましたね

 さて今回は,金城で見た鳥の写真をご覧いただきましょう。
 カワラヒワです。羽の黄色が,小さいにもかかわらずよく目立ちますね。あまりなじみのない方もおられるかと思いますが,カワラヒワは市街地にも時々やってくる鳥で,特に珍しい種ではありません。この時期は,群れをつくって集団でいるのを金城の森でも見かけます

 しかしこのカワラヒワ,亜種に「オオカワラヒワ」というのがいるのですが,私は確信を持って区別することができません。羽の白い模様の大きさで識別できるそうですが・・・
後ろを向いた時の写真を見ても,どちらかというとカワラヒワかな? と思っていますが,いかがでしょうか???
 


2014年12月1日月曜日

御在所ハイキング

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日(11/30,日曜日),KSCでハイキングに行ってきました。行ったのは三重県と滋賀県の県境にある標高1202 mの御在所岳。金城からもよく見える鈴鹿山地の中で,もっとも有名な山ですね。

 近鉄湯の山線の終点,湯の山温泉駅が今回のスタートです。
この電車に乗ってやってきました

 駅からしばらくは,舗装された車道を歩きます。今はこの山麓あたりが紅葉の見頃となっていました。
カエデがきれい!

 やがて登山道に入ります。ここで登山届を書いて提出します。いくらハイキングと言っても,万が一に備えるのが最低限のルールだと思います。 

 ここからはひたすら急な坂道を登っていきます。基本的に花崗岩なのでもろく崩れやすく,人が歩くことによって谷のように削られ,こんな変な道になってしまったようです。

 今回は「中道」というルートをたどりました。この道のいいところは見どころが多いこと!
 たとえばこれ。負れ岩(おばれいわ)という,巨大な岩がもたれかかっている不思議な光景。人の大きさからどれほど大きい岩なのかお分かりでしょう。

 そしてこちらは地蔵岩(じぞういわ)。写真ではあまり大きさが伝わっていませんが,これもかなり大きなものです。そして,「誰かが載せたの?」と思いたくなるような岩の造形に誰もが驚くことでしょう。これが自然にできたのだから不思議ですね。
 最近ではこの岩,「落ちそうで落ちない」ことから,受験生に人気だとか(笑)。

 朝はすっきり晴れていたものの,だんだん雲が広がってきました。それでもしばらくはこんな展望を見ることができました。この写真ではわかりづらいですが,木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の先に名駅の高層ビル群も見えています

 ルートの途中にはこんな場所も。大きく切れ落ちて鎖をたどらないと歩けません。でも怖がらず慎重に行けば問題ありません。むしろスリリングで楽しいかも(笑)

 登り始めて3時間半,山頂近くのロープウェイ駅につながる遊歩道に出ました。ここまですれ違ったのは山歩きの人ばかりでしたが,今はロープウェイでやってきた普通の格好の人ばかり(苦笑)。

 雲が下りてきて風も強まり,寒くなってきたので,建物の片隅のベンチでお昼にしました。いつものカップラーメンがうまいっ! 体に染みます~。

 いかにも観光地ですね~。冬のイベントの準備の真っ最中でした。ちなみに右に写っている軽トラックは,ロープウェイの特別なゴンドラに載せられて山頂にやってきたそうです! 空飛ぶ軽トラ,なんですね(笑)

 おなかを満たして山頂へ。朝あんなに晴れていたのに,一面のガスで真っ白・・・(泣)。晴れていればここから琵琶湖が見えるそうですが,心眼でも見えませんでした(苦笑)。
 なおこの場所は,こんなに立派な表示が建っていて,確かに三角点の設置場所ではあるものの,御在所岳の「最高点」ではありません。もちろんこの後,少し離れた最高点まで行ってきましたよー

 帰りは歩かずに文明の利器で・・・
びゅんっ,と下山します(笑)
所要時間:登り210分,下り12分 (^^;)

 この日は天気予報通り夜には天気が崩れて雨に。でもハイキングの間は降られずに本当に良かったです。奇岩を見たり眺望を楽しんだり,あるいは山歩きそのものを楽しんだり・・・。いいハイキングができました!