2016年12月31日土曜日

KSCで忘年会

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 いよいよ年の瀬ですね。2016年はみなさま方にとってどんな年だったでしょうか。KSCもいろいろなイベントを開催したりしてきたのですが,年末らしく先日栄のお店で忘年会を開催しました。今回学生メンバー4名と教職員メンバー5名の合計9名が参加しました。KSCらしく楽しく食べて,楽しくおしゃべりして・・・と,ほのぼのとした忘年会でした。  
お鍋,おいしかったです~ (^_^)
 
畠山先生も楽しそうですね~
 
部長は大先生に囲まれていました
 
 KSC代表の小野先生は,来年3月が定年退職。「学生さんと一緒に飲み会するのも,もうあまりないね」とぽつり。いえいえ,退職後も先生をお呼びしますから大丈夫ですよ~ (^_^)/
 
 さて,今年もご覧いただきありがとうございました。2017年もまた,KSCは「里山を楽しもう」をモットーに活動を続けていこうと思います。

 みなさま,よいお年をお迎えください。
 

2016年12月10日土曜日

「里山でクリスマスリースを作ろう」を開催しました

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 今日 (12/10),今年度里山学習講座の最終回となる「里山でクリスマスリースを作ろう」を開催しました。風が強くて少し寒かったですが,天気が良くて何よりでした。
 
 このリース作りのイベントの最大の特徴は,参加者のみなさんに森に入って自分で材料を取ってきてもらう,という点にあります。公園などでは花や実を採取することは禁止されている場合が多いですが,大学内のイベントだからこそ,「今日はご自由に」と言えるのです。
 
 というわけでまずは材料集めです。みなさん熱心に,リースにつけたらよさそうなものを探しています。
 
 ちなみに小野先生は鳥の巣を見つけました。メジロなど小型の鳥のものでしょうね。リースの材料にはしませんでしたが,この森で鳥たちが子育てをしていることがわかりますね。
 
 次にクリスマスリースの枠となるつるを取りに行きました。外周道路の斜面下にはびこっているクズのつるをたくさん取りました
  
 さっそくその場で使えそうな部分を選別して,枠を作っていきます。
 
 お昼休みの後は工作室でリースの飾りつけです。花や葉など,リースにつけているものは人それぞれ。さらには市販のリボンや鈴なども加えてクリスマスらしくしていきます。
 
 こちらでは部長のかつらがわさんがシュロバッタの講習をしています。これも子供さんに大人気!
 
 小野先生はいただいたオリーブの葉を束ねて,草の冠を作ってご満悦です(笑)。
 
 クリスマスリースの作例です。すてきですね! ホワイトボードは白いので,出来栄えのチェックにはちょうどよかったです。
 

 もはや恒例となった「里山でクリスマスリースを作ろう」ですが,今回も「楽しかった」とのご意見が多く,スタッフも喜んでいます。このようなきっかけから,金城の里山のすばらしさを知っていただけたらと思っています
  

2016年12月3日土曜日

里山学習講座「わら縄で正月飾りを作ろう」を開催しました

 みなさまこんにちは,よしだです。

 今日12月3日,今年度2回目となる里山学習講座,「わら縄で正月飾りを作ろう」を開催しました。今年は20名程度の参加を想定していたのですが,31名もの申し込みがあり,大変盛況なイベントとなりました
 
 このイベントは,国際情報学部の畠山先生が研究フィールドにしている豊田市大野瀬町の方々に講師となっていただいて,稲わらも用意していただき,わら縄を編むところからスタートです。
まずは説明を受け,
 
稲わらを各自取って,
 
棒でたたいて繊維をほぐし,編みやすくします。
 
で,編んでいくのですが,これが本当に難しいです (>_<)
私は全然うまくいきませんでした (ToT)
 
 一方,部屋の中ではお昼の準備が始まりました。きょうのお楽しみ,自然薯(じねんじょ)のとろろごはんです \(^o^)/ なかなか食べられない高級品ですね~!
ヘビのように曲がりくねっています(笑)
 
これを参加者のみなさんですっていただき,
うまくできたかな~?
 
できあがりがこれ。
えぇ,とってもおいしかったですよ~(幸せ)
 
 お昼休みの後はいよいよ正月飾りを作ります。さすがにしめ縄はハードルが高いですが,クリスマスリースのように縄を環状にして飾りを付けることで,立派な正月飾りに!
デザインを考えながら,
 
斬新なアイディアも!

 私も一度はわら縄作りをあきらめたのですが,参加者のみなさんに励まされ?不細工ながらも縄を編み,飾りをつけて,何とか正月飾り(っぽいもの)ができあがりました。参加者のみなさんも手作りの正月飾りに満足されていたようでした

 買ってくる正月飾りも,自然の材料で作られたものに違いはないのですが,一から自分で作ってみると,自然の恵みのありがたさを感じますね

 最後になりますが,今回講師をしていただいた豊田市大野瀬町の方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。
 

2016年11月29日火曜日

KSC全体会

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 今日は月に一度のKSCの全体会の日でした。いつも通りN1棟3階のラーニングコモンズの一角をお借りしての打ち合わせです。
背景に映し出されている画像が
嬉しいですね~
 
 今日のお題は,今週末に開催する里山学習講座「わら縄で正月飾りを作ろう」の確認,里山散策路に設置する看板の表記内容について,そして,忘年会の開催日決め(笑)。もうすぐ12月ですからね~。

 今回,中川先生はご用事で全体会に参加できなかったのですが,すこしだけ顔を出され,柿を提供していただきました! いい色に熟していますね!
おいしそ~ (^_^)

 年末が近づいていますが,KSCでは里山学習講座「わら縄で正月飾りを作ろう」につづいて,来週末は「里山でクリスマスリースを作ろう」のイベントがあったりして,まだまだがんばります!
 
 なお今回の写真はまつやま先生に撮っていただきました。ありがとうございました!
 

2016年11月22日火曜日

生きものとの遭遇

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 きょうは私の定期的な調査の日でした。ある湿地の水質を調べているのですが,先月はこの湿地でイノシシと遭遇してしまいました(◎o◎) 幸いイノシシが逃げてくれたので無事でしたが,とてもびっくりしたものです。
 
 というわけで今日は熊鈴をつけて現場に入りました
 これは山登りで使うために買ったものですが,個人的にはあまり好きではありません。音で集中力を乱される気がするのと,鈴の音がまわりのかすかな物音・気配を感じ取りにくくしてしまうためです。それで山登りではほとんど出番がなかったのですが,今回は威勢よく(!)鳴らし,様子をうかがいながら歩きました。
 
 熊鈴のおかげか,単にいなかっただけなのか,湿地の中にイノシシが泥浴びをする「ヌタ場」は相変わらずたくさんあるのですが,今回は出くわすことはありませんでした(ホッ)。
これがヌタ場です
 
 ところが! ある場所で足元で何か動いたので見てみると・・・
マムシ!
 
 体長がまだ30cmほどしかなったので,子どもでしょうか。こちらも襲ってくることなく逃げていってくれたのでよかったです。

 野外の調査はどうしてもこのような予期せぬ遭遇があります。でもそれは自然の中に私がお邪魔しているから,なんですね。危険だからと言って排除するのも,怖がって調査をやめるのも間違いで,やはり自然とうまく折り合いをつけるしかないのだと思います。
 
  最後に,ヘビついでに今日見た植物の写真をご覧いただきましょう。トゲがたくさんあることからその名がついた「ヘビノボラズ」です。本当にヘビが登らないかどうかはわかりませんが(笑),この時期鮮やかな赤い実が目を引きますね。
 
  

2016年11月9日水曜日

里山学習講座「里山で炭焼を体験しよう」を開催しました

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 先週土曜日のことになりますが,毎年恒例の「里山学習講座」の第一弾となる「里山で炭焼を体験しよう」を開催しました
 
 当日は晴れの良い天気となり,今回は理事長の戸苅先生も見学に来られました。朝9時過ぎには参加者のみなさんが全員集まり,まずはごあいさつから始まりました。

  炭焼き小屋に移動し,前回焼いた竹炭を取り出し,新しい竹を詰めて点火です。今回もまた,バーナーなどの道具を使わず,マッチだけを使って点火しました。
 
 着火はうまく行ったのですが,そのあとがこれです(泣)。わかっていてもこれはつらいです。うちわであおぐのも交代交代で行いました。
 
 その煙で,外は幻想的な景色になっていましたが(笑)。
 
 火が安定すると煙が消えて,まるで別の場所のよう(笑)。快適になったのでおせんべいやマシュマロなどのお菓子をあぶって(おいしくして)食べてます。
 
 お昼休みをはさんで午後からはタケ割りを体験していただきました。これが意外に大変だということをわかっていただけたと思います。

 それも終わって最後はお楽しみの焼いも! たまたまスーパーで安売りをしていた,甘くてねっとりした食感が特徴の安納芋です。ちょうど良い焼き加減でおいしくいただきました (^_^)

 講座はこれでおしまいですが,竹とうまく付き合うことの大切さを知っていただけたのではないかと思います。

 なお今回初めての試みとして,小野先生と私がメンバーとなって参加している「守山自然ふれあいスクール実行委員会」のスタンプラリーイベントの一環としても開催しました。初めて知ったという方には台紙をお配りし,守山区内でいろいろなイベントがあることを紹介しました。他の団体のイベントにも参加されることで,守山区全体で自然に親しむ雰囲気が盛り上がるといいですね。
 

2016年11月4日金曜日

生態系ネットワーク成果共有化事業・現地ワークショップ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょうは金城も加盟している「東部丘陵生態系ネットワーク協議会」の関連で,愛知県内の他の生態系ネットワーク協議会の方々による見学会 「生態系ネットワーク成果共有化事業・現地ワークショップ」 が金城で行われました。

 県内にはいくつもの生態系ネットワーク協議会があるのですが,最近結成されたものもあり,その活動の参考にしていただくために,この見学会が開催されたのです。そして「東部丘陵」は最も早い時期に結成されたものの一つであること,その中でも金城は生態系保全に熱心に取り組んでいることから,今回見学地として選ばれることになりました。

 9:30ころ,参加者のみなさんを乗せた貸切バスが大学に到着しました。

 今回はあまり時間に余裕がないので,すぐに最初の見学地である八竜湿地方面へ歩いて向かいます。ここは八竜湿地の下流の新池で,八竜湿地が金城学院大学と名古屋市との土地交換で開発が回避されたことなどを,「水源の森と八竜湿地を守る会」の柴田さんから説明がありました。 
 
 普段は公開していない八竜湿地内部も見学です。湿地だけでなく周辺の森林の手入れも保全には重要であることなどの説明がありました。
 
 八竜湿地の後は小野先生と私(よしだ)が案内役となり,キャンパスを横断してランドルフ記念講堂を周回する散策路を通り,炭焼き小屋を見学していただきました
 
 最後にW3棟の食堂で質疑応答です。金城の里山保全が,生態系ネットワーク協議会の事業の中でどう位置づけられているのか,といった質問がありました。

 持ち時間がわずか2時間弱だったので,八竜湿地と金城のキャンパスのそれぞれほんの一部をご覧いただくだけでしたが,参加されたみなさんに,金城の「緑のキャンパス」を実感していただけたのではないかと思います
 

2016年11月1日火曜日

まめなし 秋の観察会

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 先週土曜日(10月29日),私も参加している守山区役所の「まめなしのある風景 守山事業」が主催する,マメナシの観察会が行われました。これは,春のお花見につづく第二弾で,ちょうど実ってきた実の観察をしようというものです。
 
 前日は雨でしたが,当日はきれいに晴れ渡り,観察会にはもってこいの天気となりました。お昼間はちょっと暑いくらいの陽気でしたが,50名以上の方が参加されました
 
 春と同様,この観察会は単に見るだけではなく,体験型であることが特徴です。今回は4つのテーマが設けられ,グループごとに順番に体験をしていただきました。下の写真は簡易樹木診断の体験で,樹木医さんの指導もと,木のどこを見てどう判断するかを実際にやっていただきました。
 
 こちらはマメナシと全然関係ないように見えますが・・・もちろんそうではありません。地面を掘って,以前落ちて土に埋まったままの種が発芽するかどうかを試してみよう,というものです。もちろん掘ってすぐわかるわけではないので,これからしばらく観察を続けていくことにしています。
 
 金城の学内で実施している湿地再生実験で,たいへんお世話になっている名工大の増田先生の研究グループは,マメナシの実を数えてみる体験です。一本の木に大量になっている実を,1, 2, 3, ・・・と数えるわけにはいきませんね。でも,細かい数字は出なくても,ちゃんと概数を出す方法があるのです。それをみなさんにレクチャーしています。
 
 で,こちらは・・・あれれっ? 果物の梨? マメナシじゃないの? 梨の実演販売? という声が聞こえてきそうですが(笑),マメナシの実の糖度を測ってみよう,という体験です。東谷山フルーツパークのスタッフさんが駆けつけてくださいました。せっかくなので,近縁である果物の梨と糖度を比較してみよう,というわけです。
 
 残念ながらマメナシの糖度は,粘性が高い(ねっとりしている)ためにうまく測れなかったのですが,果物の梨は12~14度くらいと甘く,たくさん用意していただいたので,試食もありました(^_^)。残念ながらマメナシは,渋柿のような味なのでとても食べられません(>_<)。見た目はそっくりなんですけどね~。でも下の写真に一個,真っ黒になった実が写っていますが,ここまで熟すと食べれるよ,と別の方から教えていただきました。
 私も試しに食べてみると・・・あっ,確かに渋くない! でもそれほど甘みがあるわけでもなく,おいしいと言うにはちょっと無理があるような・・・(苦笑)。これも体験ですね。
 
 この事業では,守山区に自生するマメナシを守りつつ,みなさんに知っていただくため,調査と啓発活動を並行して今後も行っていくことになっていて,私もメンバーの一人として協力を続けていきたいと思っています。
 

2016年10月25日火曜日

金城祭

 みなさまこんにちは,よしだです。

 先週土曜日大学では「金城祭」が行われ,KSCは恒例の「里山工作教室」を開催しました。当初は雨予報でしたが,当日はくもりで雨の心配のない一日となりました。
窓越しに撮っているので乱反射してます
 
 
 今回の会場はN1棟603講義室で,N1棟の最上階だけに,初めは来られる方がほとんどなく,閑散としていました。しかしある程度時間が経つとご覧の通り! いつも通りのにぎわいとなりました (^^)。親子で参加される方が多く,お子さんの楽しそうな声が響いていました。
 
 片隅ではパネルの展示,竹炭や竹酢液の無料配布などもしていました。キツネやタヌキなどのほ乳動物や猛禽類などの写真展示は,「こんな生きものがいるんだね~」といつも感心されます。

 今回スタッフが全然足りず,終わる頃にはみんなへとへとでしたが,参加されたみなさんに楽しい思い出が提供できたのでは,と思っています。
 

2016年10月21日金曜日

第43回炭焼きと,金城祭準備

 みなさまこんにちは,よしだです。

 大学祭期間で講義がお休みのきょう,KSCでは炭焼きと,あすの大学祭本祭の準備を行いました。

 今回の炭焼きは準備に少し手間取り,10時前に点火となりました。強力なガスバーナーもありますが,学生さんの体験のためにマッチだけで火を起こしてみることにしました。

 うまくマッチ一本で薪に火がついたのはよかったのですが,前回は発生しなかった煙に巻かれる状態が,今回はひどく発生してしまいました (>_<) これでもかっ,というくらい真っ白です。
河村先生(左)・小野先生(右)ともに
霞んでいます

 でも30分ほどで煙は収まり,火の状態が安定したので,手分けして大学祭の準備をやっていきました。部長は華麗に?ドリルをあやつり,ぶんぶんごまのひもを通すための穴を開けています。

 こちらの学生さん,竹とんぼの羽の材料となる竹を切っています。右腕がしびれてしまうほどがんばっていました。

 私は森に入って松ぼっくりやどんぐり,どんぐりのかさ(殻斗)を拾ってきました。

 午後,窯から出る煙の色から充分加熱できたと思われることから,焚き口を閉じました。いつもは16時頃ですが,今日はいつもより30分遅く点火し,2時間30分も早く終了ですから,驚異的な速さです\(◎o◎)/!

 ただ,焚き口を閉じても焼いもができあがるにはもうちょっと時間がかかります(笑)。なのでその間に大学祭で配る竹炭の袋詰めを全員で行いました。

 で,焼いもタイム♡ おいしくいただきました~(ほくほく)

 炭焼き小屋での用事が終わり,大学祭の「里山工作教室」の会場設営のために移動しました。教職員駐車場では,模擬店などのテントの設営が進められていました。日が傾き始めた空にはうろこ雲が広がって,秋らしい感じですね。

 クラブハウスから何度も荷物を運び出し,会場設営や買い出し,松ぼっくりの色つけなどを手分けして準備が整いました。あとはあしたのみなさんのご来場を待つのみです。
 
KSCでは,
N1棟603講義室で
竹とんぼづくりなどの工作教室
をやっています。
ぜひみなさまお越しください。お待ちしています!
 
今回はいわざき先生,まつやま先生に撮っていただいた
写真も使わせていただきました。ありがとうございます!