2017年11月25日土曜日

里山学習講座「わら縄で正月飾りを作ろう」を開催しました

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 きょう11月25日 (土曜日),里山学習講座の今年度第2弾となる「わら縄で正月飾りを作ろう」を開催しました。この講座は,畠山先生と私で担当している科目「里山プロジェクト」の夏合宿でお世話になっている,豊田市大野瀬町の方を講師に招いて行っているもので,今年で3回目になります。
 
 寒いながらもよく晴れ渡った空の下,まずはわらから縄を作っていきます。わらをたたいて柔らかくし,数本ずつ左右に持って編んでいきます。こうやって書くと簡単ですが,実際はなかなか難しいですね (>_<)  大野瀬町の方の指導で少しずつ長く,太くしていきます。

 午前の部が終わって,昼食はとろろごはん! 大野瀬町で育てられた「夢とろろ」という品種の自然薯を今年も用意していただきました (^_^)v うれしいですね~ いもの太さはゴボウくらいですが,粘りがすごくておいしいんです!
まずは夢とろろの説明から
 
 各自ですり鉢をつかってイモをするところからスタートです。手間はかかりますが,これがおいしさの秘訣でしょう。お子さんたちは皆興味津々です!
 
 今回小野先生も来られ,自然薯のおいしさを堪能されていました!
 
 お昼を挟んで午後は主に飾り付けをしていきます。その材料は事前には用意せず,ご自身で取っていただくことにしました。森にご案内して気に入ったものを採取します。今年は赤い実が全体的に不作なのがちょっと残念でした。
 
 部屋に戻って飾りつけです。「正月飾り」といってもいわゆる「しめ縄」ではなく,みなさん自由な発想で作り上げていました。       
 
 その作例がこちら! うまくまとめられていますね。大小さまざまな実が,豊かな一年を願う気持ちの表れのようです。

 参加者のみなさんからは,楽しかったとの感想をいただき,私たちとしてもとてもうれしく思います。参加者のみなさん,ありがとうございました。大野瀬町の方々,スタッフのみなさん,おつかれさまでした!
  

2017年11月22日水曜日

あいちの未来クリエイト部 (その6)

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 順番が前後してしまいましたが,先週末の11月18日 (土曜日) に,「あいちの未来クリエイト部」で私がアドバイザーをさせていただいた松平高校の家庭クラブのみなさんの成果発表会が行われました。
 
 場所は金山総合駅前のアスナル金山。この日は午前中冷たい雨が降っていたものの,幸い発表会が始まる午後には雨が止みました。天候はいまひとつでも,ここはいつもにぎやかですね。ちなみにバービーがとても目立っていますが,今回の「Let’s エコアクション in AICHI」(エコアクション推進フェア) とは関係ないそうです (笑)。
 
 「あいちの未来クリエイト部」はこの日,松平高校と知立東高校の2校が同じテントの下でそれぞれの成果を発表しました。成果発表と言っても,ブースに来られた方に,作った環境学習教材を実際に試してもらうのです。
 「小さなお子さん向け」として作成した当初の目的通り,子供さんが楽しそうにすごろくやゲームをしていていました。生徒さんが苦労した甲斐がありましたね!
 
  ブースの横ではフィギュアスケートで超有名!な小塚崇彦さんと,愛知県の環境部長さんとの「暮らしの中のエコについて」のトークショーが始まりました。
すごい人出です!
 
 有名人をこんな近くで見られるなんて! と思っていたら,トークショーのあとご本人がブースに来られるではありませんか!!! 一同感激です!
緊張しちゃうよね…
 
 16時に発表会は終了し,同じテントの中で発表を行った2校の生徒さんが,一緒になって記念写真を撮りました。これもご縁ですね!
 
  こうして「あいちの未来クリエイト部」としての一連の活動は終わったのですが,私にとってもいい勉強になりました。今回できたつながりは,これで切れることはないでしょう。みなさまひとまずおつかれさまでした!
  

2017年11月21日火曜日

KSC全体会

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょう 11月21日,しばらく中断していた全体会を開催しました。場所はいつものラーニングコモンズです。

 新しい部長による初めての全体会ですが,嬉しいことに今日から加わることになった学生さんもいて,学生さん9名と教員2名による,ここ最近では参加者数の多いミーティングとなりました。

 今回は,直近で開催する里山学習講座「わら縄で正月飾りを作ろう」と,「里山でクリスマスリースを作ろう」についての打ち合わせ,今後の活動のアイディア出しなど,盛りだくさんの内容でした。

 今後の活動の中には,ちょうど炭焼き小屋近くに伐採予定の大木があるので,それを使ってシイタケ栽培をしよう!といった楽しいものもあります(基本的に「里山を楽しむ」がポリシーですが・・・笑)。冬の寒さに負けないアクティブなKSCになりそうです!
 

2017年11月16日木曜日

アリのようでアリではない???

 みなさまこんにちは,よしだです。

 今日は自宅に現れた虫を紹介します。まずは写真をご覧ください。

 大きさは1cmほど。写真ではなく動画だとわかりやすかったかもしれませんが,ちょこちょこ歩き回る小さな虫です。その大きさ,色,歩き方,どれをとっても「あぁ,アリね」と思うことでしょう。

 でも違うのです! なんとこの虫,私が食事をしているときに,天井から糸を垂らして目の前に降りてきたのです(笑)。当然「おぉ,クモだ」とすぐに認識できたわけですが,「えっ?アリ?」と私も頭の中が「???」に。

 調べてみたら「アリグモ」というクモの一種のようです。名前もそのまんまですが(笑),歩くときは8本の脚の6本を使い,頭の2本の脚は写真のように前に出して,あたかもアリの触角のように動かす芸の細かさ! あまりに面白いので捕まえて写真を撮った次第です。

 アリのふりをして身を守っているそうですが,外見も身振りもこんなにそっくりに擬態するなんて,生きものの世界の多様性に感心するばかりです。
 

2017年11月12日日曜日

もりやまふれあい彩祭り

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 きょう11月12日,大学の体育館とその前の駐車場にて,「もりやまふれあい彩祭り」が開催されました。昨年から金城を会場に行っていたそうですが,今回KSCにも声がかかり,体験教室を出展することにしました。
 
 KSCのメンバーは午前9時に集合し,指定された机に新聞紙を貼り付け,工作教室の材料を並べます。一通り準備ができたところで,お客様の来場を待ちます。
開催を前に打合せをしているところ,
ということにしておいてください(笑)
 
 今回初めてなので,どの程度の来場者数があるか分からなかったのですが,たくさんの方が来られ,外の模擬店も,中のブースも大にぎわいでした!
 
 というわけでKSCの工作教室もひっきりなしに人がやってきます。今回学生さん3名と私の4名が,いつものおそろいの緑のポロシャツを着て対応しましたが,大忙しでした(汗)。
 
 松ぼっくりツリーは人気で,早々に材料がなくなってしまい,松ぼっくりを拾いに行ったものの,それでもかなり早い段階で材料が底をついてしまいました。下の写真はみなさんの力作です!
 
 松ぼっくりツリーに比べて材料がふんだんにあったぶんぶんゴマも,予想よりも早く減っていきました。下の写真は材料がほとんどなくなってきた頃のものですが,最後までこんなふうに人気でした。
ボランティアネットワークとしてこのイベントに
参加している学生さんも挑戦しています
実はいつも私の授業のサポートをしていただいて
いる学生さんです。ありがとうございます!
 
 こんなわけで予定よりも早く,14時頃には「店じまい」となり,ブースを撤収しました。お子さんを中心の多くの方に喜んでもらえたようで何よりでした。
 

2017年11月9日木曜日

里山の小さな秋

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 11月に入って少しずつ金城の里山も色づき始めましたが,紅葉の盛りになるにはもうちょっと時間がかかりそうな気配です。そんな中,私がアドバイザーとなっている学生さんを連れて,先日森に出かけました。このときは「どんぐり」がテーマだったのですが,学生さんも目が慣れてきたようで,いろいろなものを見つけてくれました。
 
 最初に見つけたのはスズメバチ。冬が近づいて巣を追い出されたのでしょうか。気温も下がって弱っているようで,地面をずっと歩きまわっていました。怖い生き物ですが,少し哀れに感じます。
 
 アベマキの木の下で,その存在感のあるどんぐりを拾っていたとき,学生さんが指さす方向を見ると見事なきのこが! ぱっと見た感じは「ヒラタケ」のようです。これに似た毒キノコもあるので採取はしなかったものの,もしヒラタケなら鍋に入れたりできるのになぁ~と思いました(笑)。
 
 日差しが暖かかったこの日,日なたの葉の上できれいなチョウが休んでいました。ムラサキシジミのようです。輝くような紫色で学生さんの注目を浴びていたものの,近づくと気配を感じてさっと逃げてしまいました。調べてみると,ムラサキシジミは成虫のまま越冬するそうです。寒くてえさがなさそうな冬をどのように乗り切るのかわかりませんが,こんな小さな体ですごいですよね?
 
 他にもこの時期多くいるジョロウグモの巣を観察したり,ツブラジイのどんぐりを食べてみたり。里山で小さな秋をたくさん見つけました。 
 
 

2017年11月6日月曜日

里山学習講座「里山で炭焼きを体験しよう」を開催しました

 みなさまこんにちは,吉田です。

 11/3(金曜日),里山学習講座の一つである「里山で炭焼きを体験しよう」を開催しました。毎年この時期に開催している,一般の方を対象にした公開講座です。

 9:30に集合していただき,炭焼き小屋に移動して簡単な説明をしたのち,いよいよ窯に竹を入れていきます。
 今回私が事前に竹を割っておく予定だったのですが,仕事が重なって時間が無くなってしまい,KSCメンバーに救援を求めたところ,わざわざ河村先生がこれのために来ていただいたのをはじめとして,教職員・学生問わず何人ものメンバーが,それぞれ空いた時間に竹割りをしてもらえました。実にありがたいことです。KSCの結束力が表れた結果だと思っています。

 さて,竹を詰めてふたをし,薪を窯口に入れていよいよ火入れです。いつも通りここは我慢の時間! どんどん薪をくべて温度を上げていきます。
窯口から煙が出てますが,
これはまだマシなほうです
 
 今回は一時間弱で上昇気流(窯口から煙突へ自然に空気が流れる)が発生し,「煙地獄」(苦笑)から解放されました。

 これで少し落ち着いたので,お茶を飲んだり,お昼を食べたり,薪を割ったり・・・ さらには森の見学にも行きました。ただし,その前にお楽しみのイモ(今回はジャガイモとサツマイモのダブル!)を窯の上の砂にセットしておきます。
おいしく焼けますように~(笑)

 森の見学では,どんぐりを見ていただきながら,樹種が転換しようとしていることや,枯れ木にキツツキが巣を作ることを説明しました。みなさん熱心に聞いていただけたと思います。
私(背中の人)が森の木について
あれこれお話しているところです
 
 
 ぐるっと一時間ほど見学して炭焼き小屋に戻り,おやつの焼き芋の時間になりました。みんなでおいしくいただきました。 

 今回もまた,なぜか窯の温度が500度ちょっとまでしか上がらなかったため,16:30に打ち切りとしました。この時期もう日が沈んで暗くなり始めてしまいました。少し時間がオーバーしてしまったものの,楽しかったとの感想をいただき,開催した甲斐があったと思います。みなさまおつかれさまでした。
 
 KSCでは今後,里山学習講座を11月末と12月初めに行います。現在その参加者を募集していますので,ご興味のある方は是非お申し込みください! 

11/25(土) 開催 わら縄で正月飾りを作ろうhttp://www.kinjo-u.ac.jp/pc/event/1011.html

12/2(土) 開催 里山でクリスマスリースを作ろうhttp://www.kinjo-u.ac.jp/pc/event/1012.html