2018年4月30日月曜日

日本福祉大学たけのこ祭り

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 このところ講義の準備などで忙しく,投稿が滞りがちで申し訳ありません。今回は4月21日に日本福祉大学の美浜キャンパスで開催されたたけのこ祭りについて書きます。一週間以上前のことで恐縮ですが…
 
 たけのこ祭りは10時からの開催だったのですが,私はちょっと遅れて到着となってしまいました。すでに会場にはたくさんの人が集まっていました。

 このたけのこ祭り,日本福祉大学と地元の美浜町竹林整備事業化協議会との共催で毎年開催され,竹林整備の大切さを広めるのが目的の一つだそうですが,「楽しい」という要素は重要ですね。竹林の中でジャズの演奏を聴いたり,タケノコを掘ったりと,参加者のみなさん各々楽しく時間を過ごしているようでした。私も振舞いのたけのこ入りピザや豚汁をおいしくいただき,たけのこ掘りもさせていただきました。当日は少し暑いくらいの陽気でしたが,外で体を動かすのはとても良いリフレッシュになりました。
 
 私はこのたけのこ祭りに何回も参加していますが,毎回ながらスタッフのみなさんの企画や準備,運営に対する熱意に感服するばかりです。これだけのイベントを行う組織力をKSCも見習わなくては…と思った次第です。
 

2018年4月21日土曜日

4月度全体会

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 18日水曜日,2018年度初めてとなる全体会を開催しました。場所はいつものラーニングコモンズです。今回はミーティングエリアをお借りしたのですが,最近うれしいことに新入会員のメンバーが増えて,今までにないくらいの学生さんが集まり,空いている机やいすを追加でお借りしました(ありがとうございました)。
 
 はじめに簡単に自己紹介をして,今年度やりたいことをリストアップしていきます。オープンキャンパスで飾るオブジェを作ろう!とか,竹でご飯を炊こう!とか,今までにないアイディアが出て,今年度のKSCも楽しくなりそうです。 
 
 

2018年4月17日火曜日

KSCでたけのこ掘り

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょう17日,KSCでたけのこ掘りをしました。
 たけのこ掘りと言えば,昨年はまさかの不作で少ししか取れなかったのですが,今年はその反動なのか,たくさん生えてきました。私は昨日の午前中に竹林に様子を見にいき,かなり出ているのを確認していました。

 それで今日,KSC部員約10名が集まり,タケノコ掘りに挑んだのですが…どうも昨日の午後から今日の午前中にかけて,かなり掘り取られてしまったようで,しかもまだ食べるには小さいたけのこもわざと掘り返して捨ててありました。せっかく楽しみにしていたのに,かなり探さないと一人一本見つからない状況で,とても残念な結果でした。

 それでも初めての学生さんは,楽しかったと言ってくれたのでよかったです。誰がどのような意図をして竹林に入っているのかわかりませんが,また機会を見つけて掘りに行きたいものです。

2018年4月13日金曜日

ハナノキ自生地の見学

 みなさまこんにちは,よしだです。

 少し前のことになりますが,希少植物のハナノキの見学をさせていただく機会がありました。ハナノキはマメナシやシデコブシと同じく東海地方の湧水湿地に見られる植物で,どちらかというとやや標高の高い地域に分布しています。この時期,赤い花をたくさん咲かせるので「ハナノキ」の名がつきました。

 そのハナノキは,もともと個体数が多くないうえ,開発などで伐採されたり生育地が減少したりしてさらに個体数が減り,絶滅危惧種II類に指定されています。

 先日東谷山湿地のボーリング調査の中間発表会でのご縁で,長野県飯田市周辺のハナノキの保全をされている方に生育地を案内していただけることになり,小野先生とともに「お花見」となりました。

 まず最初に見学したのは,飯田市の「杵原学校」という,かつて中学校だった場所です。木造校舎が大変良い雰囲気を醸し出していて,映画のロケ地にもなったことがあるそうです。
 
 その校庭に立っているのがハナノキの大木。案内していただいた方や小野先生が左下に写っていますが,どれくらい大きいかよくわかると思います。日当たりなどの条件が悪いと成長がとても遅く,条件が良くなると急に成長が早くなるとのことでした。東海地方の湧水湿地に多く見られる植物群を「東海丘陵要素植物群」といって,ハナノキもその一つなのですが,ここまで高木化するのはハナノキだけでしょう。
 
 ハナノキは雌雄異株で,花で雌雄を識別できます。こちらは雌花(雌株)です。
 
 こちらが雄花(雄株)で,雄しべがいつくもあるのがわかります。

 葉を展開させる前に花が咲くので,赤い花がよく目立ちますね。 
 
 他にも,若い木は樹皮がつるつるで,その樹皮にひび割れができ始めたころに初めて花が咲くとか,実には翼がついていてひらひら飛ぶのですが,翼の形に遺伝的多様性があるとか,いろいろなことを教えていただきました。

 この日は何ヶ所かの生育地を回ったのですが,ハナノキ以外にもいくつもの花を見ることができました。これはツノハシバミで,枝の先端の赤いのが雌花,だらんとぶら下がったのが雄花です。
 
 こちらはアブラチャンの花。私は学生時代この木の名前を聞いたことがありましたが,実物を見るのは初めて。直径1cmくらいのポンポンのようなかわいらしい花です。
 
 花ではありませんが,地面からにょきにょき新芽が出ていました。これはミカワバイケイソウ。高山植物のコバイケイソウと同じ仲間ですが,東海地方の湧水湿地に適応して分化したもののようです。ふさふさの花が特徴的です。バイケイソウの仲間は毒を持っていて,新芽は山菜のオオバギボウシなどと似ているため中毒事故がよく発生するので注意が必要です。

 ほぼ一日にわたって見学をさせていただいたのですが,昼間は気温が上がって暑いくらいでした。 天気が良く,山なみの向こうには冠雪の南アルプスを望むことができました。白い山なみと花々の組み合わせは,いかにも信州らしい景色で目を楽しませてくれました。今回案内をしてくださった方々に感謝いたします。
赤石岳(左)から聖岳(右)まで見えています
 

2018年4月10日火曜日

小牧市マメナシ自生地の見学

 みなさまこんにちは,よしだです。

 この日曜日,私は小牧市にあるマメナシ自生地で行われた見学会に参加してきました。マメナシは八竜湿地にもありますが,ここは数少ないまとまった本数のある自生地で,愛知県指定天然記念物になっています。ちょうど花が咲くこの時期,地元の保全団体の方の案内で見学をさせていただけるのです。

 自生地はため池のほとりで,かつては丘陵の上からいくつもの谷筋があって水が供給され,それに沿ってマメナシが自生していたと考えられるそうです。しかし現在は工業団地が造成されて,ため池の周辺部分だけマメナシが残ったようです。
自生地の中はこんな感じです。
 
 今年は花が早く,そもそも花自体が少なかったそうで,かろうじて残った花を見るしかありませんでした。いろいろな要因で花の状態も変わるので,難しいですよね。

 自生地周辺では,マメナシ以外にいろいろな花をたのしむことができました。このブラシのような花はウワミズザクラです。あまり「サクラ」らしくないですね。 
 
 近くには田畑が広がり,田んぼのあぜにも花が咲いていました。下の白い花は「アリアケスミレ」で,スミレというと普通紫色で,実際この周りにも紫のスミレが咲いているのですが,その中で白い花はとても目立ちますね。
 
 黄色はもちろんタンポポ。在来のトウカイタンポポです。外来種ではなく,在来種のタンポポが咲き誇る,本来あるべき姿が見られるのはいいことですね。
 
 今回は見学会に単に参加することだけが目的ではなく,今年度の研究として水質調査をこの自生地でさせていただくことにしていて,その事前調査という目的もありました。市役所の方に調査の概要を説明し,コンサルタント会社の方とともに調査に適切な場所を選んだりと,これから一年間かけて行う調査に向けて,重要な一日となりました。
この用水路も調査対象にしました

 みなさま当日は本当にありがとうございました。
 

2018年4月2日月曜日

入学式と新入生オリエンテーション

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 いよいよ新年度が始まりました。今日は大学で入学式が行われました。桜の満開は過ぎてしまったものの,桜吹雪の中の入学式もまたよいものです。
 
 これに先立って,30日(金曜日)には新入生オリエンテーションが行われました。KSCにとっては新入生に活動を知ってもらう重要なイベントです。ブースを設けてチラシ配りをしました…と言っても当日は在学生オリエンテーションとも重なっていたり,他のサークルと兼部だったりで,部員があまり集まらず,少数精鋭?で勧誘です。
部長・副部長がチラシ配りをしています
 
 KSCのブース,特に飾るものがなくて地味でしたね・・・。なので広報の方には,部員がチラシを持っている写真を撮っていただきました。その写真は大学の公式フェイスブックに載っています!
https://www.facebook.com/kinjo.univ/

 顧問の私もチラシ配りをしましたが,関心を示してくれた学生さんがいて嬉しかったですね。多くの学生さんが金城の里山に興味を持ち,KSCに入ってくれることを願っています。