2018年8月29日水曜日

里山プロジェクトの大野瀬合宿

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 今回はKSCではなく,プロジェクト科目の「里山学」の合宿について書きます。これは毎年この時期に豊田市大野瀬町に3日間の滞在し,さまざまな体験を通して,大野瀬町の現状を学ぶというものです。
 
 私は業務の都合により,2日目の夜から合流し,それまで引率してくださった国際情報学部の畠山先生と交代しました。また今回は,長年金城の里山をけん引してくださった小野先生もオブザーバーとして参加され,大変助かりました。
 
 この2日目は,午前中農業体験として,梨野集落で田んぼアート作りをしました。
 昨年もこれをやったのですが,今年はどんな絵ができるのでしょうか。
 
 このあとは川で泳いだり,ピザを手作りしたりして無事に終了したとのことでした。
 
 3日も晴天に恵まれ…と言いたいところですが,やっぱり晴れると大野瀬でも暑いですね。この日も午前中は農業体験で,さつまいも畑で伸びたさつまいもの蔓をうねに戻すという作業をします。 かがんで蔓を引っ張ってうねにひょいと投げるということの繰り返しで,汗がどっと噴き出してきました。
 お昼は大野瀬の観光名所,「おいでんやな」でアユの塩焼きと五平餅をいただきました。川では残り少なくなった夏休みを惜しむかのように子供たちが水遊びを楽しんでいて,気持ちよさそうでした。
 午後は合宿のまとめのプレゼンです。大野瀬集会所の大広間に地元の方に集まっていただき,学生さんがこの合宿で感じたことを基に,大野瀬をこうしたらよいのではという提案をします。
 
 発表は2グループに分かれ,それぞれ発表が10分くらいだったのに対し,質疑応答は20分くらい。地元の方がたいへん熱心に聞いてくださったことがよくわかります。
 
 これで合宿は終わり,学生さんは貸切のバスで大野瀬を後にしました。里山学はこれからも随時座学を行い,最終的には大野瀬の方々を大学に招いて,成果発表となります。今年はどんな最終発表になるのか楽しみです。
 
(今回の写真は2枚とも小野先生に撮っていただきました。ありがとうございました。)

2018年8月18日土曜日

八竜湿地のトンボ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 40度近い猛暑・酷暑がようやく一段落してきたようですが,まだまだ豪快に暑かった一週間ほど前,トヨタの森からお客様がいらっしゃいました。私が先日「作って実践!トンボ観察会」 に参加した時にお世話になった,トンボの先生,川田さんです。八竜湿地はまだご覧になったことがないとのことでしたので,トンボの生育環境として八竜湿地はどうなのか,見学していただくことになったのです。

 一番気になるのはやはりハッチョウトンボですが,猛暑が続いて水が枯れてすでに姿を消しているのでは?という心配をよそに,まだその姿を見ることできました。前回見たのはちょうど一か月前。その時はわからなかったものの,今回は花が出始めたシラタマホシクサに止まっています。東海地方の湧水湿地らしい光景ですね。
 川田さんによれば,晴れた日が続いても,わずかとはいえ湧水が出続けているこの環境で,ハッチョウトンボの生育は問題なさそうとのこと。今回もメスが見つけられなかったものの,定着してきた感がありますね。

 別の場所では二匹のトンボが仲良く?枝先に止まっていました。よく似ていますが,左がウチワヤンマ,右がタイワンウチワヤンマなのだそう。腹の先端あたりが少し膨らんでいるのが「ウチワ」の由来だそうですが,「ウチワ」が黄色い(左)か黒い(右)かで区別するのだと教わりました。 

 他のトンボがやってくると威嚇するような行動をするのですが,近縁のこの二匹の間では争おうとしません。 ちょっと不思議ですね。

 この日も汗が噴き出るような陽気でしたが,それでも季節がめぐっていることが,湿地の生き物から知ることができました。ひょろっと長い茎の先でワレモコウの花が咲き始め…
 
マメナシの実はすっかり梨らしくなりました。

 専門家の人は,自分の知らない「引き出し」をたくさんもっていて,一緒にいるといろいろな発見を導いてくださるのですが,今回もまさにそう。とても楽しい時間を過ごすことができました。お越しくださった川田さんに感謝します。
 

2018年8月16日木曜日

オープンキャンパス

 みなさまこんにちは,よしだです。

 少し前になりますが,11日(土曜日)は大学のオープンキャンパスでした。KSCでは7月のオープンキャンパス同様,ブースを設けて里山の紹介を行いました。
 
 7月のオープンキャンパスは午前中ざっと強い雨が降るような天候でしたが,今回は一日晴れて参加者の方も多めで,KSCブースにも多くの方が立ち寄ってくださいました。

 いつものように竹炭を配布しましたが,大学で炭焼きをしているなんて!と驚かれることもしばしば。そうですよね,こんなことができる大学はそう多くないですからね。広い土地に森があるからこそできるのですから,金城のキャンパスの環境の良さはなかなかのもの,と自負しています。
 
 

2018年8月10日金曜日

竹炭の袋詰・流しそうめん・全体会・オープンキャンパスの準備

 みなさまこんにちは,よしだです。
 暑い日が続いていますね。

 今日は久しぶりにKSCの行事がありました。明日のオープンキャンパスに向けた竹炭の袋詰め,流しそうめん,全体会,オープンキャンパスの準備と,夏休みなのでまとめて一日で済ませました。

 まずは竹炭の袋詰めです。炭焼き小屋から竹炭を持ってきて,いつものW1棟西側出口で詰めていきます。前々回の炭焼きの竹炭と,前回の炭焼きの竹炭あわせてざっと400袋くらいでしょうか。かなりな量になりました。
 
 袋詰めが終わったらいったん片づけて私の研究室に戻り,そうめんを湯がきます。15人くらい集まったので,18人分のそうめんを3回に分けて湯がきました。そしてもう一度W1棟西側出口にもどり,竹をセットしていよいよ流しそうめんが始まりました!
 
 今日は雲が多めで40度に迫るような酷暑ではなかったものの,日が当たるとやっぱり暑いので,日陰になる位置に竹をセットしました。今回は,そうめん以外一人一品持ち寄りで,缶詰のフルーツなどのほか,生のブドウやブルーベリーなども流れてきました。ブルーベリーは小さくて流れるのが早く,みんな苦戦していました(笑)。
 
 流しそうめんが終わった後は,私の研究室に戻って全体会です。議題は7月の振り返りと,今後の予定の確認です。

炭焼きでたまった竹酢液の精製は,薬学部の先生からガラス器具を譲っていただけることになり,9月くらいを目途にやってみることになりました。また,「花火がしたい」「川遊びがしたい」という声も上がり,昨年同様「合宿」を検討してみることにしました。

 これが終わると,竹炭をオープンキャンパスのブースに持っていき,部室から必要な道具もブースに運び込み,今日のすべての予定が終了しました。

 明日のオープンキャンパス,たくさんの方が来られることを願っています。