2019年5月24日金曜日

水源の森と八竜湿地を守る会のみなさんが訪問されました

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 23日 (木曜日),水源の森と八竜湿地を守る会のみなさんが大学にお越しになりました。植物に関心の高いみなさんのご希望で,薬草園を見学しただきました。
 
 生薬担当の先生で,かつKSCメンバーでもある永津先生のご案内で,薬草園をぐるっとめぐっていきます。すごく熱心に見学され,質問が途切れることはありませんでした。
 

 この日は(この日も?)5月とは思えない暑さでしたが,守る会のみなさんは午前中八竜湿地の保全作業をしてからの薬草園見学ですから,とてもアクティブですね。植物にもともと詳しい方が多く,楽しんでいただけたようです。
 
 八竜湿地は大学に隣接し,私も調査・研究のフィールドとしていることから,水源の森と八竜湿地を守る会とは切っても切れない関係にあります。これからもお互いに,いろいろな形で交流を深めていきたいと思います。
 

2019年5月20日月曜日

KSC全体会

 みなさまこんにちは,よしだです。

 今日は月に一回の全体会の日でした。前回と同じ,ラーニングコモンズのプレゼンテーションエリアをお借りしての開催でしたが,前回が満員御礼の大盛況だったのに対し,今日の参加者は10名。みなさん忙しかったのかもしれません。とは言っても,うち4名はKSCへの入部希望の学生さんでした。嬉しいですね。

 さて今回の全体会,そろそろホタルの時期が近づいてきたので,その観察会の日程決めをしました。

 今年はいつもより早いのか遅いのか,それともいつも通りなのか,とても読みづらいですが,去年よりは遅いと見込んでの設定にしました(タケノコも遅かったですからね)。まぁ,一匹でも見えたら良しとしましょう(笑)。
 

2019年5月19日日曜日

シイの木の花盛り

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 最近大学で,独特の香りが漂っているのを感じている人も多いと思います。おそらくそれはシイの花の香りではないかと思います。
 「花」と言っても,みなさんがイメージする花の形とはずいぶん違いますが・・・
これがシイの花です
 
ふさふさの穂のようですね。色は地味ですが,枝の先端にほぼまんべんなく花をつけるので,木全体が変色したように見えます。 すこし離れてみるとこんな感じです。 

 シイの枝は,一本一本がどんどん伸びるのではなく,丸い塊のように成長していきます。なのでその表面が白くなると,まるでブロッコリーみたい…(笑)。
 
 こんなにたくさん花をつけても,実(ドングリ)がたくさん実る年とそうでない年があります。不思議ですね。今年はどうなるでしょうか。
 

2019年5月13日月曜日

タケノコ掘り 3回目

 みなさまこんにちは,よしだです。
 早くも夏日・真夏日といった言葉が出てきて,体がついて行けなくてちょっと大変ですね。
 
 さて,KSCでは先週,おそらく今シーズン最後となるたけのこ掘りをしました。私は定期的に竹林を見て回っていますが,いつもならゴールデンウィーク初め頃にタケノコは終了となるはずが,今年は一週間から10日は遅く,連休明けでもいくらかは掘れそうだったので実施した次第です。今回は私を含めて6名が参加しました。

 上の写真でよく見ると周りに途中から折れた竹が何本かありますが,これらはタケノコを通り過ぎて2-3 m くらいになったものを倒した残骸です。もはや食べられないものは,こうやって伐倒して竹林の拡大を防いでいます。
 
 今回は全部で15本くらいだったでしょうか。少し探さないとみつからなかったので,終盤に入った印象があります。今年もそこそこ収穫できてよかったです (^_^)
 

2019年5月11日土曜日

里山プロジェクト科目で森の見学

 みなさまこんにちは,よしだです。

 先日,畠山先生と私で担当している学生プロジェクト科目「里山プロジェクト」で,森と湿地の見学に行ってきました。

 毎年10人前後の受講生ですが,今年は25名ほどの学生さんが受講を希望しました。特に宣伝をしたわけでもないのに,なぜでしょうね(笑)。

 それはさておき,毎年この時期にこの講義では里山見学を実施していて,大学から八竜湿地までを往復する間に森の構造や里山の森の特徴,湿地特有の植物のことなどを実際に見てもらいました。ほとんどの学生さんは八竜湿地まで来るのは初めて。大学のすぐ隣なのに,全く違う環境があること自体驚きだったようです。

 今回時期的に花は少なめでしたが,クロミノニシゴリやルリミノニシゴリがふわふわの花を,ズミが真っ白な可憐な咲かせていました。

 写真はズミの花で,前にもこのブログに書いた通り,私にとって思い入れのあるリンゴの花にそっくりで,最も好きな花の一つです。この花を見られただけで,この里山見学の授業がより楽しいものになりました。
 

2019年5月1日水曜日

大台ヶ原山へハイキング

 みなさまこんにちは,よしだです。

 今年の大型連休は,大学もお休みで10連休です。そこで今回は,名工大の増田先生とその卒業生の方々と一緒に,大台ヶ原山 (1695 m) へハイキングに行ってきました。

 大台ヶ原山は三重県と奈良県の県境に位置し,日本百名山にも数えられていることから,紀伊半島にある山で最も有名なものの一つです。

 登山口の大台ヶ原ビジターセンターに午前7時集合ということで,私は前夜名古屋を出発し,途中の道の駅で仮眠を取ってから現地入りしました。高曇りの天気でしたが,とにかく寒かったです。登山専門の天気予報でも氷点下の予報でしたし・・・ 歩いてみると,最近降ったのであろう雪がうっすら積もり,地面からは立派な霜柱が生えていました。
コケに雪が積もっています
 
きれいな霜柱!
 
  あまり標高差のないまま頂上付近に到着すると,そこには驚きの光景が広がっていました。雨氷でしょうか,落葉樹の枝に氷が付着して白く輝いているのです! 本当はツツジの花が満開になって山一面がピンク色に染まっている景色を期待していたのですが,ツツジの花はまだ固いつぼみでした。しかし氷が山一面を白く染めていました。まったくの想定外で私は大感激でした。
まるで白い花が山全体に咲いたようです!
  
こんな感じに氷が付着していました
  
 山頂からは熊野灘とその海岸線が見え,振り返ると紀伊半島の山の深さが実感できました。ここから富士山こそ見えなかったものの,御嶽山や北アルプスの乗鞍岳を肉眼で捕らえることもできました。すばらし眺めです。 
熊野灘と海岸線が見えます
  
 大台ヶ原山はもともと深い森だったそうですが,伊勢湾台風で木が倒れ,代わってササが地面を覆ってしまったことや,シカが進出して若い木が育たなくなり,現在は一面のササ原になってしまいました。そしてあちこちで,森林回復を目指す施策が行われていました。 
立ち枯れの木とササ原が一面に広がっています
 
 今回私たちは,少し大きめに周回するルートをたどり,有名スポット?である大蛇嵓(だいじゃぐら)という場所まで行ってみました。岩がせり出して肝試しのような場所です。唯一ここだけは渋滞していました(笑)。コース終盤の河原でゆっくりとお昼を食べ,駐車場に戻りました。お昼を含めて4時間半ほどのコースタイムでした。 
やせ細った岩の先まで行きます
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
  
 大台ヶ原山は,名古屋からだとアクセスがちょっと大変ですが,標高差が少なく歩きやすいので,登山に慣れていない方にもおすすめです。
 
 今回は花がほとんど見られなかったのは残念でしたが,私にとって初めての紀伊半島の山はとても印象深いものになりました。最後になりましたが,増田先生はじめみなさまに感謝いたします。