2020年1月27日月曜日

里山プロジェクト最終報告会

 みなさまこんにちは,よしだです。

 25日(土曜日),学生プロジェクト科目の「里山プロジェクト」の最終報告会が行われました。学生さんが7チームに分かれ,それぞれ大野瀬町を盛り上げるためには何をしたらよいか,大野瀬町のみなさんの前で発表・提案するというものです。
大野瀬町の方々(左)を前に,
学生さんが発表しています

 今回大野瀬町から7名お越しいただき,それぞれの発表後にコメントをいただいたほか,すべての発表が終わった後,最優秀発表を選んでいただきました。

 これで今年の里山プロジェクトは終わりですが,来年度もまた大野瀬町の方々と協力しながらプロジェクトを進めていきたいと思います。 
 

2020年1月23日木曜日

八竜湿地いも煮会

 みなさまこんにちは,よしだです。

 先日八竜湿地において,もはや恒例行事として定着した感のある「いも煮会」が開催されました。水源の森と八竜湿地を守る会,守山土木事務所,守山区役所,名古屋市みどりの協会など,八竜湿地の保全に関わる方々が集まり,豚汁とおにぎりをいただきながらご歓談?するというものです。金城からは小野先生と私が参加しました。
大鍋で豚汁が用意されています!
 
 この日は曇りがちでしたが寒さは大したことがなく,過ごしやすいと言えばそうなのですが,誰もがこの冬の気候の異常さに危機感を持っていました。八竜湿地も気候変動でどうなってしまうのか,ちょっと心配です。
 
 ところで下の写真,守る会の方が持ってこられたものですが,何の花かお分かりですか。
 正解はハラン(バラン)の花です。いまはプラスチックのものが当たり前になりましたが,お寿司などがお互いにくっつかないよう間に挟まっている緑色のシートは,もともとこれの葉だったのです。葉はものすごく大きいのですが,なぜか花は地味で小さく,地面ぎりぎりのところで咲くので,私も本物の花を見るのは初めて。いいものを見せていただきました。
 
 ちなみにこの花,花粉は誰が運ぶのか? というのがよくわかっていなかったようですが,最も新しい報告では,花をきのこに見せかけて,寄ってきたハエをだまして,蜜などの報酬なしで運ばせているのではないか,とのことです。面白いですね。
 

2020年1月14日火曜日

あいち・なごや生物多様性EXPO

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 1月11日(土曜日),熱田区の名古屋国際会議場で開催された「あいち・なごや生物多様性EXPO」に行ってきました。これは,前回の投稿でも書きましたが,2010年に生物多様性条約の第10回締約国会議から10年の節目の年となる今年,これまでの成果を発信するイベントとして開催されたものです。
 
 当日は開場時間から1時間ほど遅れて到着しました。最寄りの地下鉄日比野駅から歩いて行きましたが,私の他に会議場に向かう人はおらず,いろいろな意味で心配だったのですが,会議場はかなり賑わっていました。ブースエリアはご覧の通りの盛況です!
 
 会場の隅ではジビエ料理の販売などもあったりしていい香りが漂い,まるでお祭りのようです。ブース展示は団体・企業・市町村・高校・大学などいろいろでした。下は私が水質調査でお世話になったこともある,葦毛湿原について展示を行う豊橋市教育委員会のブースです。
 
 ステージでは生物多様性の取組み紹介などが行われていました。ちなみに下の写真は「生物多様性・海外学生派遣プログラム」の報告会の様子です。今回は金城の学生さんも参加しているんですよ!

 私も余裕があればブース出展私は仕事の都合でお昼過ぎには会場を後にしましたが,「生物多様性」をテーマにしたイベントが大いに盛り上がっていてよかったです。
  

2020年1月6日月曜日

八竜湿地でサンプリング

 みなさまこんにちは,よしだです。
 2020年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 2020年と言うとどうしても「オリンピックイヤー」となるのですが,一方で生物多様性の年でもあります。これは2010年に名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議(いわゆるCOP10)が開催されて10年が経過し,その成果を検証し,未来につなげる年でもあるからです。
 
 さて,今日1月6日(月曜日)が一般的には「仕事始め」ですが,私は昨日「休日当番」が当たっていたので,1月5日が仕事始めでした。当番と言っても薬学部棟内に居ればよく,担当は午後だったので,担当外の午前中は八竜湿地に行って水質分析用のサンプリングをし,午後は実験室内でサンプルのろ過をすることにしました。

 午前9時頃八竜湿地に向かいましたが,気温も高めで風もないのでとても暖かく感じました。設定した採水地点を順次回っていきます。
塩ビ管内にたまった地下水も採取します
 
 採水地点は19ヶ所あるので,採水だけでだいたい2時間半くらいかかります。お昼を食べて午後からは実験室でろ過作業です。透明な水だとすぐに終わるのですが,場所によっては泥水だったり,細かな浮遊物があったりして,機械で減圧してもなかなか終わりません・・・

 泥水をよく見ると何かが動いています。何かの幼虫でしょうか(虫は詳しくないのでわかりません・・・)。今日再び湿地に行き,泥とともに元いた場所に返してきました。

 ろ過したサンプルは後日,機械を使って水質分析をすることにしています。
 地味な作業ですが,水質をきちんと測っておくことも,湿地を保全する上で大切だと考えています。