2023年9月30日土曜日

植田川であいち自然再生カレッジ

 みなさんこんにちは,よしだです。

 金城も加入している「東部丘陵生態系ネットワーク協議会」で実施している環境学習会「あいち自然再生カレッジ」の今年度4回目が,天白区の植田川で9/23(土曜日)に行われました。今年度のあいち自然カレッジの最終回になります。

 今回はなごや生物多様性センターのスタッフのみなさんにご協力をお願いし,センターの施設も使わせていただきました。カレッジではまず,椙山女学園大学の野崎先生によるご講演があり,事前に植田川で下見をしたデータをもとにお話をしていただきました。それが終わると隣接する植田川に移動し,参加者のみなさんで生き物探しです。 

野崎先生によるご講演です
都市河川の特徴も含めてお話をいただきました

施設を出て植田川に移動です
9月の下旬なのに,この日も真夏の暑さでした

植田川に入って生き物探しです
水温はやはり「生ぬるい」感じでした

生物多様性センターのスタッフの方が
網を使って魚の捕獲を試みています

 生きもの探しが終わって堤防の上に上がり,参加したみなさんのバケツを見ると,魚,エビ,カニ,カメ,ヤゴなどいろいろな生きものが入っていました。下の写真は私のバケツなのですが,たくさん魚が入っています。これ全部,外来種のカダヤシです。どこを網ですくっても,入ってくるのは外来種ばかり・・・
外来種が大漁です・・・

 生物多様性センターのスタッフの方が網でとらえた大きめの魚はオオクチバスです。これもまた有名な外来種ですね。全体としては在来種も捕獲できたのですが,数の上では外来種が目立っている印象がありました。

 生物多様性センターの施設に戻って,スタッフの方や野崎先生による生きもの解説をしていただきました。

 典型的な都市河川である植田川でも,年単位で見ると環境の変化が起きていて,それに合わせて生息する生物相も変化しているのだそうです。参加者のみなさんも興味深く話を聞いていました。もしまた何年か後に同じように調査をしたらどんな結果が得られるか,興味のあるところです。

 

2023年9月18日月曜日

水族館ミュージアムグッズプロジェクト

 みなさまこんにちは,よしだです。 

 大学は実質今週から後期の授業が始まりました。つまり夏休みが終わったということになります。それで今回はこの夏休みに行ったプロジェクトを紹介します。主導したのはKSCメンバーでもある国際情報学部の岩崎先生。

 場所は名古屋港水族館です。シャチやペンギンで有名な水族館ですが,ここの新しいミュージアムグッズを起業を意識して作ろう,というのがプロジェクトの目的です。ただかわいいものではなく,家に持って帰っても生きものの特徴がよくわかるもの,勉強になるものというのが条件で,なおかつ実際に販売することも想定して考えなくてはなりません。

 今回はまた,大学だけでなく,金城学院高校の生徒さんも参加し,生徒さんと学生さんでチームを組んで(つまり高大連携で)議論する点が,今までの大学のプロジェクトと違う点です。

初日のようすです。どんなイメージを作っていくのか,
岩崎先生とそのゼミ生のみなさんが説明をしています。

高校生と大学生の混成チームで,何を作っていくのか
考えていきます。

もちろんすぐに結論が出るわけでもありません。
たくさんアイディアが出たものの絞り切れず,
水族館のスタッフの方に相談することもありました。

そして最終日,チームごとに発表を行いました。
そして水族館のスタッフの方から講評をいただきました。

 3日間の日程でしたが,すぐにアイディアがまとまったグループもあれば,すごく悩んだグループもありました。それでも結果としては,それぞれのチームで全く違ったアイディアが出て,水族館のみなさんからも好意的なコメントをいただきました。問題解決能力を磨く意味でもいいプロジェクトになったと思います。
 

2023年9月3日日曜日

みよし市であいち自然再生カレッジ

 みなさんこんにちは,よしだです。

 金城も加入している「東部丘陵生態系ネットワーク協議会」で実施している環境学習会「あいち自然再生カレッジ」の今年度3回目が,みよし市の境川で9/2(土曜日)に行われました。私は当日学内で会議があったため,少し遅れて参加しました。

 カレッジではまず,公民館で椙山女学園大学の野崎先生によるご講演がありました。野崎先生は事前に境川で下見をし,生き物や水質にどのような傾向があるのかお話をしていただきました。それが終わると境川まで歩いて移動し,参加者のみなさんで生き物探しです。

生きものがたくさんいそうな
川のふちを中心に探していきます
 
 私はこの境川に来たのは初めてでしたが,川幅がある程度広く,水深が浅くて流れも穏やかで,安全に生き物探しができるいい場所でした。ただ猛暑続きだからか,川の水は生ぬるいくらいでした。
 
 みなさんが捕まえてきた生き物を仕分けして,種を確認していきます。今回は小さなエビがたくさん獲れました。

 全員川から上がって,野崎先生の解説が始まりました。先生も予期していなかった魚がいたりして,生き物調査の面白さが感じられました。

 このあと野崎先生と私で説明しながら,参加者のみなさんに川の水を測定していただきました。測定項目は,水の酸性度を示すpH,水の有機物の量の指標となるCOD(化学的酸素要求量),水のイオン濃度の指標となるEC(電気伝導度)です。この3つの指標の結果から,境川はまずまずのきれいさであることが分かりました。

 あいち自然再生カレッジは9/23(土曜日)に名古屋市天白区の植田川で4回目の講座を行います。興味のある方は「あいち自然再生カレッジ 植田川」で検索してみてください。