2026年3月7日土曜日

炭焼き

 みなさまこんにちは,よしだです。

 先日KSCでこの冬2回目の炭焼きを行いましたので,その様子をお伝えします。

 前回の炭焼きでは主に昨年度の炭焼きで生焼けだった竹を詰めて焼いたのですが,2回の火入れで大部分が炭に変化したので,今回はほぼ生の竹を窯に詰めました。この冬の間に竹林から切り出してきたばかりのものなので,まだ青々としています。

しっかりと詰めました

 いつものように窯の蓋をしたら上に砂をかぶせます。焚口には十分に乾燥したスギの葉を敷き詰め,その上に樹木の小枝を載せていきます。
準備完了です!

 早速火入れをします。スギの葉を使うことで,マッチ2~3本で着火させることができます。

 今回(も?)昼前まで私の1人作業(いわゆるワンオペ)でしたので,写真には写っていませんが送風機を使っています。工事現場などで使用する本格的な送風機で,威力が強すぎて(笑),小屋の外に置いて距離を取り,ほどほどの風が焚口に入るようにしています。そのパワーは絶大で,窯内部の温度がお昼前には500度まで到達しました。
勢いよく燃えています!

 火勢が良かったのと,まだ水分の多い新鮮な竹を使ったので,竹酢液が出始めるのも早く,そして大量(6.5L以上!)でした。

 お昼前に学生さんなどがやってきました。せっかくなので薪割りにも挑戦です! 倒木から切り出した枝を割ってみたのですが,玉切りしてから少し時間がたってしまったのでかなり固く,みなさん苦労していました(私もなかなかきれいに割れず苦労しました)。

 さらには学生さんたちはマシュマロを持ってきていて,それを焼いて食べたり…(笑)。

 午後は窯の中の温度が550~580度で安定し,夕方前には煙突から出る煙が透明感のある紫色に変化しました。これは炭焼きがうまくいった証拠です。送風機という文明の利器を使ったものの,うまくいったようでホッとしました。

 今回はKSCの学生さんが参加しただけでなく,学内外から炭焼きの見学に何人も来られました。金城のこの取り組みが多くの人に伝わり,また,協力できる場になればと思っています。 

2026年2月20日金曜日

豊田市の湿地で調査

 みなさまこんにちは,よしだです。

 少し前の話になりますが,豊田市の上高湿地・恩真寺湿地で定例の水質調査を行ってきました。1月はちょうど予定していた日に大雪の予報が出て中止してしまったのですが,今回は安定した晴天となりました。風が少し強かったのが難点でしたが,風に当たらない地点では春の温かさを感じるくらいでした。


 今回はこの調査を卒業研究として取り組む学生さん2人も一緒です。これまで通常授業の期末試験のほか,進級がかかっている「共用試験」というのもあり,しばらくは勉強を優先していたのですが,それらがすべて終わって研究に取り組めるようになりました。
林道から降りて採水をしています

 学生さんにとって久しぶりの調査でしたが,以前調査に来た時に説明したことはきちんと覚えていて,とてもスムーズに調査が進みました。
現場でpHと電気伝導度を測定します

 がしかし,調査2日前にまとまった雨が降ったにもかかわらず,先日の八竜湿地の水質調査の時と同様に,水が枯れている地点があったり,普段よりも水が少なくて採水に苦労する地点もありました。
普段なら左上から水が流れてくるこの地点も
完全に干上がっていました

 この冬は雨がとても少なくて乾燥がかなり進み,1回雨が降ったくらいでは,湧水が十分に出るほどには達しなかったということのようです。春までにある程度まとまった雨が降ってくれることを願うばかりです。


2026年2月16日月曜日

八竜緑地意見交換会・講演会

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日(2/15,日曜日),八竜緑地意見交換会・講演会が行われました。意見交換会は八竜湿地とその周辺の森を含む八竜緑地の保全にかかわる方たちが集まり,お互いに情報交換・共有しようというもの,講演会は湿地保全にかかわる専門家を招いて講演をしていただくというものです。 

 意見交換会は本学の演習室で開催されました。普段八竜湿地を中心に保全をされている水源の森と八竜湿地を守る会,緑地全体の管理をしている名古屋市,地元の学区,保全に協力している企業の方など,30名ほどの方が集まりました。私からは2025年1年間について,水質調査の結果,降雨量・流出量の結果,動物調査の結果を皆様に報告しました。特に守る会の方たちが懸念していた湿地の乾燥化ですが,昨年は特に雨が少なかった(例年の3分の2程度)ことが大きな要因であることをお伝えしました。


 続いて講演会ですが,今回は座学ではなく八竜湿地を見学しながら,10年前に策定した保全計画によって現在どうなっているのか,そして今後どうしたらよいかについて,名古屋産業大学の長谷川先生に解説していただきました。

 今回は主に八竜湿地(本湿地と旧池湿地)及び周辺林にある小規模な湧水湿地の3か所について見て回り,どれもおおむね計画通り保全がされているものの,10年前の計画策定時には想定していなかった事態への対応をしたり,10年で樹木が成長してきたことから,もう少し積極的に伐採を進めるのが良いのでは,といったご意見をいただきました。

 最後に希少種の生育を確認し,大学構内に戻って解散となりました。

 今回私にとっても勉強になる点や,新しい発見がいろいろとありました。引き続き水質・流出量・動物の調査を続けながら,保全に協力していきたいと思います。


2026年2月12日木曜日

枯木の伐倒

 みなさまこんにちは,よしだです。

 金城の里山では,枯木があっても基本的にはそのまま放置しています。枯木を利用する生き物もいることがその理由なのですが,その枯木が倒れると誰かがけがをするかもしれない,などの場合は早めに伐倒しています。

 さて,先月炭焼小屋周辺で作業をしていた時,ふと見上げると大きく育った木のうちの2本が枯れていることに気がつきました。1本はアカマツで小屋の真横,もう1本はコナラで小屋から数m離れていますが,どちらも小屋近くを走っている電線のすぐ横なのです。もしそちらの方向に倒れたら電線を切って停電させてしまうかもしれません(もちろん炭焼小屋に直撃されても困るのですが…)。

① 左下から伸びる高い木が枯れたアカマツです
電線の方向に傾いて成長したので,結構危ない感じです

② こちらは枯れたコナラで,幹全体に菌が蔓延して,
すでにきのこがたくさん生えています

 どちらも素人の私たちが手が出せるような木ではないので,専門の業者さんにお願いして切っていただくことになりました。やはり大きな木を切るというのはそれなりの準備が必要なようで,2/7に様子を見に行くと周囲がきれいに整地されていました。
③ 中央が枯れたコナラです。周辺に生えていた低木
(ソヨゴやヒサカキなど)も除去されていました。

④ ③の反対側から見た枯れたコナラ(中央)です。周辺の木が生い茂って
いるときははっきりしませんでしたが,この状態だと電線に近接している
ことがよくわかると思います。

 そして2/11,雨が降っていたので見に行きませんでしたが,チェーンソーで木を切る音が聞こえてきました。今日(2/12)現場を見に行ったらご覧の通りでした。
⑤ 枯れたコナラはこうなりました

⑥ コナラが伐倒されたので,かなり大きな
空間が開いた感じがします

⑦ 一方の枯れたアカマツはこんな感じに。根元近くから切らず,
地上から5mくらいのところで切断されていました。すぐ横に
小屋があることから,安全上の判断でしょうか。難しい作業
だったのではないかと思います。

 というわけでこれで停電のリスクも回避されたことになります。作業してくださった皆様,ありがとうございました。

 ところで,これらの伐倒で地面まで太陽の光が届く明るい空間が出現したわけですが,ここからどんな植物が生えてくるのか気になりませんか? 私は気になります。せっかくの機会なので,しばらく観察をしてみようと思っています!

2026年2月6日金曜日

八竜湿地で水質調査

 みなさまこんにちは,よしだです。

 私は先日,八竜湿地に出向いて水質調査をしてきました。寒い日が続いていますが,この日の名古屋の最高気温は14度ほどだったそうで,確かに屋外であっても動いていると寒さを感じませんでした。

 調査は定期的に行っているもので,採水箇所も決まっているのですが,やはりというか,水がない・少ないですね。大学で観測している降水量のデータを事前に回収していたのですが,1月の降水量はたったの5.2 mm! 予想はしていましたが湿地がカラカラな状態になっていました。ちなみに気象庁の名古屋気象台の1月のデータを見てみたら0.0 mmですから,大学近辺だけが異常な少雨というわけではなさそうです。

 この地点は,いつもなら左側から水がしみ出して,中央部分に
浅い水たまりができるくらいには水があるはずなのですが…

この写真の真ん中あたりが採水地点ですが,
ここも完全に干上がっています。

見上げると青空が広がり,飛行機雲がたなびいていました。

 晴れて調査自体はとても順調に進んだのですが,雨もそこそこ降ってほしいものですね。 

2026年1月23日金曜日

大学も雪が積もりました

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日から日本海沿いで大雪となっているようですが,その雪雲が関ヶ原を越えて濃尾平野にも流れ込み,名古屋でもうっすらと積雪になりました。市内は道路まで積雪するほどではありませんでしたが,あちこち凍結しているようでした。今日私は豊田市の湿地の調査を予定していたのですが,安全を優先して中止した次第です。

 大学もご覧の通りです。うっすらとした積雪とは言え,クリスマスツリーを思わせる景色になっています。この写真を撮った橋の上は,凍結した路面の上に雪が積もっていました。やはり橋はよく冷えますね。


 逆に森の中から見上げてみました。時々雪がはらはらと落ちてきました。上の写真(8:20頃)では青空が見えていましたが,この時間(10時過ぎ)はまた雪雲が近づいてきて,より冷え冷えとした感じになってきました。

 自転車置き場に鳥がいました。ルリビタキのメスですね。やっぱり寒いかな?

 寒いと外に出るのもおっくうになってしまいますが,普段と違った景色が見られるのは楽しいですね。

2026年1月15日木曜日

里山プロジェクト最終発表会

 みなさまこんにちは,よしだです。

 大学のプロジェクト科目である「里山プロジェクト」の最終発表会が先日行われました。学生さんたちは豊田市大野瀬町という中山間地が抱える問題解決に向けて,夏には現地へ合宿に行き,その後もアイディアをブラッシュアップさせてきました。

https://kinjosatoyama.blogspot.com/2025/09/blog-post_11.html

 今回の発表では大野瀬町から6名の方にお越しいただき,その前で直接プレゼンです。今回受講したのは6名で,2人ずつ3グループに分かれたのですが,それぞれいろいろと考えた上での提案となりました。



 大野瀬町の方からの質問や意見にはちょっとドキドキしたかもしれませんが,自分の力で考えて答えを出すというのはいい経験になったのではないでしょうか。

 この里山プロジェクトは来年度から「プロジェクトF」という名前になってしまうのですが,内容も刷新を図りながら継続していきたいと思います。