みなさまこんにちは,よしだです。
本日12/2(土曜日),里山学習講座の第1回目,「竹炭で墨汁を作って書道を体験しよう」を開催しました。里山学習講座は何年も続けていますが,これは初めての企画。書道部の学生さんの提案で実現しました。
書道部の部室です。
すてきなウエルカムボードを作ってくださいました!
今回の企画は,竹林拡大の問題を学びつつ,竹を有効活用して書道の作品を作ろう,というもの。まずは大学に竹林や炭焼き小屋を見ていただきました。
工作室に戻ってまずは竹炭で墨汁を作ります。ふつう墨汁は「すす」と「にかわ」で作るのですが,ここでは竹炭を粉砕したものに「ゼラチン」を混ぜます。ここでKSCメンバーの朴先生から,金城の竹炭を特殊な機械で微粉末にしたものを提供していただきました。これは先生が研究用に調製したものですが,これを使った墨汁も作ってみることにしました。
続いて学内に生育する細い竹を伐採して竹筆を作ります。筆くらいの長さに切った竹の片方をハンマーでたたいて繊維状にします。
墨汁と筆が揃ったところで,実際に書いてみます。
竹炭墨汁は市販の墨汁に比べて滑らかさがありませんし,竹筆も書きやすいわけでもありません。でも,だからこそ少し荒々しさが出るような,独特の風格を持つ作品ができ上りました。これはもう,新しいジャンルと言っていいかも?!
竹林の拡大は大学構内でも顕著で,いままで竹が生えていなかったエリアに何本もの竹が生育しています。なのでこのような企画を通して,竹林の問題に関心を持っていただけたらと思います。
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