2025年2月27日木曜日

八竜緑地と金城学院大学の里山が環境省の「自然共生サイト」に認定されました!

 みなさまこんにちは,よしだです。 

 表題の通り,環境省の「自然共生サイト」として,「八竜緑地・金城学院大学の里山」が認定されました!

 自然共生サイトは,2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として保全しようとする目標「30 by 30」の,健全な生態系を保全するエリアとして認定する制度で,今回名古屋市役所が主導していただいてこのエリアを申請し,本日(2/27)認定されました。

環境省の報道発表

https://www.env.go.jp/press/press_04456.html

名古屋市公式ホームページ:自然共生サイト認定「八竜緑地・金城学院大学の里山」について

https://www.city.nagoya.jp/kankyo/page/0000175932.html

 「金城の里山」は2009年の学院創立120周年,大学設立60周年を記念して始まったものですが,その里山保全活動が認められたことになり,大変嬉しく思います。里山保全活動がこれまで続けられたのも,これに関わった本学の関係者だけでなく,行政の方や里山学習講座などに参加してくださった一般の方々など,多くの方のおかげだと感謝しています。

 先日も写真のように学内で炭焼きを実施しました!

 これからも変わることなく里山保全活動を続けていき,自然環境に恵まれた大学キャンパスを維持していきたいと思っております。

2025年2月10日月曜日

豊田市の上高湿地で調査

 みなさまこんにちは,よしだです。

 少し投稿に間が空いてしまいましたが,今回は2月初めに豊田市の上高湿地へ水質調査に行った時のことを書きます。

 この調査は毎月継続して行っているものですが,研究室の学生さんの卒業研究のテーマにもなっています。来年度私の研究室に配属になることが決まった現3年生(来年度の4年生)で,湿地に興味のある学生さんもいるので,今回は3年生2人と,これまでここで研究をしてきた5年生の学生さんと一緒に調査を行いました。

 この日は全国的に大雪の予報で,名古屋でも豊田でも一時的に雪が降ることもありましたが,積もるほどではありませんでした。ただ,調査中も冷たい風が強く吹いて,こんなに寒い調査はあまり経験がありませんでした。
トウカイコモウセンゴケの湿地の採水地点に向かいます。
写真では伝わりませんが,冷たい風が吹いてとても寒かったです・・・。

採水のようすです。
手の汗が少しでも入ると水質が大きく変化してしまうので
ゴム手袋をしていますが,防寒性はほぼないのがつらいです・・・。

こちらはシラタマホシクサの湿地です。
保全団体の方の努力で,湿地内の草がきれいに刈られていました。
寒い中作業をしてくださり,頭が下がります。

 今回の調査では一部水が枯れている箇所もありましたが,先輩から後輩へ採水の方法,pHなどの測定の方法,採水するときの注意点などを伝えてもらいました。新しく研究室に入ってきた学生さんが,貴重な自然に興味を持って研究を受け継いでもらえたら,と思っています。