2011年7月16日土曜日

湿地見学をしました


こんばんは。わかなです。


ようやく蝉の声が聞こえ始めたと思ったら35℃越えをする暑い日が続きますね。
今日は、パンフレット作りの案を決めるために八竜湿地見学をしました。



八竜湿地がどうやってできたかご存知ですか?
地層が、レキ層と粘土層になっていて、それが地滑りのように動いて下から水がしみ出てきてできるのだとか(色々なところを省略するとですが)。


その、[崩れた]ということが分かるところがありました。
右の写真だと分かりづらいかもしれないのですが、下に映っている木ごと地滑りをして、地層が見えています。
こうしてできてくる湿地ですが、現代ではこの近くには宅地もありますし、崩れると人間にとって困ることが多いので、そうならないように対策を立てています。ですが、それによって新しい水がわき出てこないために乾燥が進むのだそうです。



そのために、今ある湿地を守ろうとしているそうです。






そうしてわき出ている水がこの左の写真です。
赤く見えるのは土が赤土であることと、湧き出ている水が酸性だからなのだそうです。いわゆる鉄錆の赤だとか。

この酸性の水は酸性度が4あたり(レモン汁を少し薄めたくらい)で、栄養が低いのだそうです。大学の近くにある池は中性で栄養が豊富で 、まったく生態系が違うので、「乾燥するなら池の水を循環させればいいじゃないか」というと、生態系がおかしくなってしまうそうです。



自然は繊細ですね。



そんな自然の中に、外来種であるアライグマが生息してしまっているようです。



この足跡がそれだとか。

足跡を見るだけならとても可愛らしいのですが、実際に生態系を壊してしまうため捕まえるための檻も作られています。





今の季節は絶滅危惧種でもあるマメナシの実がなっていました。


このマメナシが今ある食用の梨の原木ではないかと言われているそうです。

たしかに見た目が[梨]という感じがしますね。



ですが、味はとても渋くてまずく、食べられたものではないそうです。





今日の一番の虫は「アケビコノハ」です。下に写真があるので苦手な方はお気をつけてください。



この虫は、名前の通り、アケビの葉を食べるそうです。

ガの幼虫です。
足が吸盤のような感じになっていて、とてもかわいらしいです。



模様に、目のようなものがついています。これは[偽眼]と言うそうです。敵を脅すためにあるのだとか。




触ると唾液を勢いよく出して脅してきました。




フニフニしていてとても気持ちよかったです。







自然は1週間前とは変化していて、ここに載せていることも必ず見られるというわけではありません。


ですが、先生曰くそういうところがまた、自然の良いところだそうです。
今日の皆さん暑い中お疲れ様でした。

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