みなさまこんにちは,よしだです。
KSCでは,あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業の助成をいただき,金城の構内で一般の方を対象にした「里山学習講座」を開催していますが,12/12(土)に「里山でクリスマスリースを作ろう」を実施します。
学内の自然林の中でどんぐりや松ぼっくり,木の実やつるを集め,自分だけのクリスマスリースや松ぼっくりツリーなどを作っていただく企画です。昨年もたくさんの方に参加していただき,リースが作れるだけでなく,森の中で木の実などを自由に採取できるということで,たいへん好評をいただきました (^O^)/
☆昨年の様子はこちら
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2014/11/blog-post_29.html
☆詳しくは下記のリンクをご覧ください。
http://www.kinjo-u.ac.jp/pc/event/896.html
http://www.kinjo-u.ac.jp/document/xmas2015.pdf
今年もたくさんの方のご参加をお待ちしております!
2015年11月26日木曜日
2015年11月21日土曜日
コゲラの季節外れの?巣穴作り
みなさまこんにちは,よしだです。
きょう金城の森の中を歩いていたら,リズミカルに木をたたく音が近くで聞こえました。キツツキのコゲラが,枯れたアベマキの幹に穴を開けて,巣穴を作っていたのでした。
その懸命な姿は心を打つものがあるのですが,これから冬になろうとしているのに巣穴作りって,ちょっと変ですよね。鳥の多くが春に繁殖をするのは,ヒナを育てるためのえさを確保するためです。巣穴を作るのにそんなに時間はかからないはずなので,何か別の目的でもあるのでしょうか? この秋は気温の高い状態が続いているので,その影響でなければいいのですが・・・
きょう金城の森の中を歩いていたら,リズミカルに木をたたく音が近くで聞こえました。キツツキのコゲラが,枯れたアベマキの幹に穴を開けて,巣穴を作っていたのでした。
その懸命な姿は心を打つものがあるのですが,これから冬になろうとしているのに巣穴作りって,ちょっと変ですよね。鳥の多くが春に繁殖をするのは,ヒナを育てるためのえさを確保するためです。巣穴を作るのにそんなに時間はかからないはずなので,何か別の目的でもあるのでしょうか? この秋は気温の高い状態が続いているので,その影響でなければいいのですが・・・
2015年11月17日火曜日
生物多様性の意識を広めるためには? (その3)
みなさまこんにちは,よしだです。
昨日,生物多様性の意識を広めるための会議の3回目が行われました。
第1回目
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2015/09/blog-post_4.html
第2回目
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2015/10/2.html
今回の会場は,丸の内にある環境省中部環境パートナーシップオフィスでした。
「生物多様性」ということばをだれが一番知らなさそうか,その人たちにどのように切り込んで意識を広めていくか,その具体的な議論が行われました。
「生物多様性」というと何だか難しそうですが,例えばお寿司のネタがこれだけ豊富にあるというのも,生物多様性があるからなんです。とても身近なことなんですね。それをどう伝えたらよいか,ということに尽きると思います。
今回はかなり具体的な方策までまとまり,私も一つ具体的な「つたえるツール」を作ることになりました(宿題です・・・苦笑)。それはもしかしたら,一番先に金城生のみなさんに見ていただけることになるかもしれないのですが・・・お楽しみに!
昨日,生物多様性の意識を広めるための会議の3回目が行われました。
第1回目
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2015/09/blog-post_4.html
第2回目
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2015/10/2.html
今回の会場は,丸の内にある環境省中部環境パートナーシップオフィスでした。
「生物多様性」ということばをだれが一番知らなさそうか,その人たちにどのように切り込んで意識を広めていくか,その具体的な議論が行われました。
「生物多様性」というと何だか難しそうですが,例えばお寿司のネタがこれだけ豊富にあるというのも,生物多様性があるからなんです。とても身近なことなんですね。それをどう伝えたらよいか,ということに尽きると思います。
今回はかなり具体的な方策までまとまり,私も一つ具体的な「つたえるツール」を作ることになりました(宿題です・・・苦笑)。それはもしかしたら,一番先に金城生のみなさんに見ていただけることになるかもしれないのですが・・・お楽しみに!
2015年11月14日土曜日
東部丘陵生態系ネットワーク形成フォーラム
みなさまこんにちは,よしだです。
本日名古屋大学にある野依記念学術交流館にて,「東部丘陵生態系ネットワーク形成フォーラム」が開催されました。これは,名古屋市東部の丘陵地帯に立地する大学が連携して生態系の保全を検討する協議会が主催するシンポジウムです(私もその協議会の委員の一人なのです)。
まずは協議会会長である,名古屋大学大学院生命農学研究科の肘井(ひじい)先生のごあいさつがありました。
愛知県の方によるごあいさつに続き,金沢大学の植田先生による基調講演がありました。湿地生態系の研究で有名な植田先生は,論文ではよくお名前を拝見していたのですが,実際にお目にかかるのはこれが初めて。私にとっていい勉強になりました。
続いて行われたのが「取組発表」で,今回は小野先生に白羽の矢が立ち,「大学キャンパス里山構想」というタイトルで発表をしました。小野先生が設立・主導するKSCのこと,小野先生の里山に関する研究のこと,小野先生が立ち上げた科目「里山プロジェクト」のことなどが紹介されました。
他にも工場だった場所を森にする大規模な取り組みを行った企業の興味深い事例紹介もあり,集まった人の関心を集めていました。
生態系の保全は,その場所だけでなく地域全体の環境の向上や生物多様性の向上など,大きなメリットをもたらします。このような機会を通して,そういう意識が広く浸透していってほしいと思います。
本日名古屋大学にある野依記念学術交流館にて,「東部丘陵生態系ネットワーク形成フォーラム」が開催されました。これは,名古屋市東部の丘陵地帯に立地する大学が連携して生態系の保全を検討する協議会が主催するシンポジウムです(私もその協議会の委員の一人なのです)。
開催前の様子ですが,
ほとんど席が埋まる盛況ぶりです
まずは協議会会長である,名古屋大学大学院生命農学研究科の肘井(ひじい)先生のごあいさつがありました。
愛知県の方によるごあいさつに続き,金沢大学の植田先生による基調講演がありました。湿地生態系の研究で有名な植田先生は,論文ではよくお名前を拝見していたのですが,実際にお目にかかるのはこれが初めて。私にとっていい勉強になりました。
続いて行われたのが「取組発表」で,今回は小野先生に白羽の矢が立ち,「大学キャンパス里山構想」というタイトルで発表をしました。小野先生が設立・主導するKSCのこと,小野先生の里山に関する研究のこと,小野先生が立ち上げた科目「里山プロジェクト」のことなどが紹介されました。

他にも工場だった場所を森にする大規模な取り組みを行った企業の興味深い事例紹介もあり,集まった人の関心を集めていました。
生態系の保全は,その場所だけでなく地域全体の環境の向上や生物多様性の向上など,大きなメリットをもたらします。このような機会を通して,そういう意識が広く浸透していってほしいと思います。
2015年11月11日水曜日
金城の森を舞う猛禽類
みなさまこんにちは,よしだです。
けさ 9:40 頃,W5号館北側のの外階段から北の空を眺めていると,一羽の鳥が滑空しながら近づいていることに気がつきました。小さくともそのシルエットにただならぬものを感じ,カバンの中からあわててカメラを取り出して写真を撮りました。建物の南へ消えていくまで,その間わずか1分。猛禽類であることははっきりわかりましたが,この時は種名がわかりませんでした。
別の大学での授業から戻り,ネットで写真を照合してみたのですが,タカの識別って思ったよりも難しいのですね(泣)。いろいろ見てみると,ハイタカかオオタカのどちらかだと思うのですが,私の知識ではこれが限界。最近個体数が増え,準絶滅危惧種になったことでも話題になったオオタカですが,幼鳥はハイタカとよく似ているようです。
種名についてはぜひともどなたかご教授いただきたいのですが,これだけはっきりと猛禽類を捕えることができたので満足しています。
今日のこの時間からお気づきの方も多いと思いますが,本当は国産旅客機MRJの初飛行を狙えないかとこの外階段に行ったのでした(笑)。しかしこちらに飛んでこないのでがっかりしていたら,タカがやってきた,というわけです。あきらめない気持ちが大切ですね?!
けさ 9:40 頃,W5号館北側のの外階段から北の空を眺めていると,一羽の鳥が滑空しながら近づいていることに気がつきました。小さくともそのシルエットにただならぬものを感じ,カバンの中からあわててカメラを取り出して写真を撮りました。建物の南へ消えていくまで,その間わずか1分。猛禽類であることははっきりわかりましたが,この時は種名がわかりませんでした。
別の大学での授業から戻り,ネットで写真を照合してみたのですが,タカの識別って思ったよりも難しいのですね(泣)。いろいろ見てみると,ハイタカかオオタカのどちらかだと思うのですが,私の知識ではこれが限界。最近個体数が増え,準絶滅危惧種になったことでも話題になったオオタカですが,幼鳥はハイタカとよく似ているようです。
【注】相当トリミングしています(苦笑)
種名についてはぜひともどなたかご教授いただきたいのですが,これだけはっきりと猛禽類を捕えることができたので満足しています。
今日のこの時間からお気づきの方も多いと思いますが,本当は国産旅客機MRJの初飛行を狙えないかとこの外階段に行ったのでした(笑)。しかしこちらに飛んでこないのでがっかりしていたら,タカがやってきた,というわけです。あきらめない気持ちが大切ですね?!
2015年11月7日土曜日
里山学習講座「里山で炭焼きを体験しよう」を開催しました
みなさまこんにちは,よしだです。
本日,愛知県の助成金をいただいて,今年度の里山学習講座の第一弾である「里山で炭焼きを体験しよう」を開催しました。
私はこの講座の企画・立案をしてきたのですが,午前中は試験監督業務があったため,午後から合流しました。なので今回は後半部分の様子を紹介します。
私が炭焼き小屋に行った時,すでに温度が順調に上がって窯の状態が安定していたので,参加者のみなさんは竹割りを体験中でした。お子さんたちのがんばりがすてきですね!
13時過ぎにさつまいもをアルミホイルに包んで砂の中に埋め,15時前には焼いもの時間に。そして15:30,煙突から出る煙が青く透明感が出てきたので,窯の中の温度は500度といつもより低めですが,窯を閉じることにしました。
最後にW2棟1階ラウンジに移動して,参加者のみなさんにアンケートを書いていただきました。特にお子さん達にはいままでにない体験を楽しんでいただけたようです (^_^)。最後に本日の講師である「炭焼きマイスター」こと河村先生のごあいさつで講座を終了しました。
参加してくださったみなさま,本日はありがとうございました。
スタッフのみなさん,おつかれさまでした。
本日,愛知県の助成金をいただいて,今年度の里山学習講座の第一弾である「里山で炭焼きを体験しよう」を開催しました。
私はこの講座の企画・立案をしてきたのですが,午前中は試験監督業務があったため,午後から合流しました。なので今回は後半部分の様子を紹介します。
私が炭焼き小屋に行った時,すでに温度が順調に上がって窯の状態が安定していたので,参加者のみなさんは竹割りを体験中でした。お子さんたちのがんばりがすてきですね!



13時過ぎにさつまいもをアルミホイルに包んで砂の中に埋め,15時前には焼いもの時間に。そして15:30,煙突から出る煙が青く透明感が出てきたので,窯の中の温度は500度といつもより低めですが,窯を閉じることにしました。
最後にW2棟1階ラウンジに移動して,参加者のみなさんにアンケートを書いていただきました。特にお子さん達にはいままでにない体験を楽しんでいただけたようです (^_^)。最後に本日の講師である「炭焼きマイスター」こと河村先生のごあいさつで講座を終了しました。
参加してくださったみなさま,本日はありがとうございました。
スタッフのみなさん,おつかれさまでした。
2015年11月3日火曜日
秋深まる八竜湿地
みなさまこんにちは,よしだです。
最近デスクワークメインとなって,調査をしているお隣の八竜湿地ですら少し足が遠のいていたところですが,きょう久しぶりに流量測定装置のメンテナンスとデータ回収のために行ってきました。
流量測定装置は,ここ最近雨の日が少なかったこともあって,特に異常はありませんでした。
水位データを見ると,今日までのおよそ一か月半で降雨による水位の上昇は5回しかなく,いずれもそれほど高いものではありませんでした。季節的に台風やゲリラ豪雨のようなものがなく,雨が続かなかったことが良く反映されています。また,10月11日から28日まで2週間以上も水位上昇がなく,それだけ雨が少なかったのですが,それでも一定の水位が保たれていることが見て取れました。
作業を終了して湿地内を見て回ると,クロミノニシゴリがその名の通り黒い実をつけていました。やや地味な植物ですが,日本固有種で,東海地方から近畿地方の湿地帯にしか自生しない珍しいもの。「東海丘陵要素植物群」の一つに数えられています。
足元には真っ赤に紅葉した植物がありました。ヤマハゼでしょう。ウルシの仲間で,皮膚が敏感な人はかぶれる可能性があるので注意が必要ですが,観賞に値する鮮やかな紅葉です。
他にも写真はありませんが,冬鳥のジョウビタキをよく見るようになりました。11月に入り,秋の深まりを感じますね。
最近デスクワークメインとなって,調査をしているお隣の八竜湿地ですら少し足が遠のいていたところですが,きょう久しぶりに流量測定装置のメンテナンスとデータ回収のために行ってきました。
流量測定装置は,ここ最近雨の日が少なかったこともあって,特に異常はありませんでした。
水位データを見ると,今日までのおよそ一か月半で降雨による水位の上昇は5回しかなく,いずれもそれほど高いものではありませんでした。季節的に台風やゲリラ豪雨のようなものがなく,雨が続かなかったことが良く反映されています。また,10月11日から28日まで2週間以上も水位上昇がなく,それだけ雨が少なかったのですが,それでも一定の水位が保たれていることが見て取れました。
パソコンでデータを回収しています
作業を終了して湿地内を見て回ると,クロミノニシゴリがその名の通り黒い実をつけていました。やや地味な植物ですが,日本固有種で,東海地方から近畿地方の湿地帯にしか自生しない珍しいもの。「東海丘陵要素植物群」の一つに数えられています。
足元には真っ赤に紅葉した植物がありました。ヤマハゼでしょう。ウルシの仲間で,皮膚が敏感な人はかぶれる可能性があるので注意が必要ですが,観賞に値する鮮やかな紅葉です。
他にも写真はありませんが,冬鳥のジョウビタキをよく見るようになりました。11月に入り,秋の深まりを感じますね。
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