きのう2月5日(日曜日),金城で第4回の八竜湿地研究会が開催されました。この研究会はもともと,八竜湿地の地質を調べて,湿地が過去どんな環境であったかを明らかにする目的で発足したのですが,東海地方の湿地に関心のあるさまざまな方が集まり,湿地に関する勉強会のような形に発展してきました。
きのうは午前中は学内と八竜湿地の見学会,午後は講演会と検討会,夜からは懇親会という流れで行われました。
まずは見学会ですが,どうしたことでしょうか,しっかりとした雨になってしまいました(>_<)。それでも12名が参加して,小野先生がかつて存在したランドルフ記念講堂下の湿地の跡地や,湿地再生実験の現場を,続いて私よしだが八竜湿地をご案内しました。風もあってとても寒かったです。
小野先生が湿地再生実験を説明しています
私が八竜湿地を説明しています
暖かい教室に戻り,午後からは講演会と検討会です。まずは小野先生のごあいさつから。
講演会は,豊橋市の葦毛湿原で保全をされている贄(にえ)先生によるお話です。単に今ある湿地を守るだけでなく,森林化したかつての湿地部分の樹木を伐採し,土の中に埋もれた植物の種「埋土(まいど)種子」を活用して湿地を拡大する取り組みをされており,その手法など大変興味深いお話をしていただきました。
そして大曽根まで移動して,およそ20名で懇親会が行われました (^_^)。残念ながらその写真はありませんが,湿地に関する専門的な話から,大学について,あるいは個々人の趣味(私は山登り,ですが)についてまで,お酒を酌み交わしながら懇談する本当に楽しい時間が,これまたあっという間に過ぎてしまいました。
ところで,今回この研究会を立ち上げた小野先生と森勇一先生はともにご退職となり,八竜湿地研究会としても一応の一区切りとなってしまいます。しかし,せっかくこれだけの人たちが一堂に会して意見交換できる場ができたのですから,これで終わりとせず,むしろ湿地を研究する人たちが広く集う会へとさらに発展していったらと願っています。
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