6月18日(日曜日),守山区の東谷山フルーツパークで,付近の湿地で得られたボーリング試料のサンプリングが行われました。これは,以前八竜湿地で行ったボーリング調査と同様に,湿地の成因や過去の環境を知るための研究で,珪藻や地質に詳しい森先生を筆頭に,KSCの小野先生や高校・大学の先生,ボーリング調査の専門の方々,東谷山近辺の湿地保全に関わっておられる(守山自然ふれあいスクールでもよく存じ上げている)方々など,多くの人がかかわる研究プロジェクトです。
初めにあいさつをしたのち,得られた筒状のボーリング試料を半分に割るところから始まりました。
塩ビ管の長さは3 m!
名城大学の学生さんがカッターで切っていきます
管をパカッと開くと,おぉ~っ!という歓声?が上がりました。私は地質に詳しくないので何も言えないのですが,少なくとも八竜湿地のボーリング試料とは色も雰囲気も全然違うことだけはわかりました。八竜湿地の試料は粘土とれき層が何層も交互に存在し,全体として赤茶色だったのに対し,東谷山の試料はおおまかに言うと,上部は粘土,下部は砂混じりで,全体として黒を基調とした色でした。
どのような地質なのか詳しく記録が取られたあとは,土壌を切り分けて,それぞれの分析に使うサンプルを得ました。年代測定,花粉,珪藻,化学分析を手分けしてこれから実施していくことになります。
ほぼ1日がかりで何とか終了し,最後に森先生からごあいさつです。
今回も私は化学分析が担当で,100近いサンプルはこれから少しずつ前処理を行い,機械を使って分析していきます。
みなさま,おつかれさまでした。
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