2018年4月10日火曜日

小牧市マメナシ自生地の見学

 みなさまこんにちは,よしだです。

 この日曜日,私は小牧市にあるマメナシ自生地で行われた見学会に参加してきました。マメナシは八竜湿地にもありますが,ここは数少ないまとまった本数のある自生地で,愛知県指定天然記念物になっています。ちょうど花が咲くこの時期,地元の保全団体の方の案内で見学をさせていただけるのです。

 自生地はため池のほとりで,かつては丘陵の上からいくつもの谷筋があって水が供給され,それに沿ってマメナシが自生していたと考えられるそうです。しかし現在は工業団地が造成されて,ため池の周辺部分だけマメナシが残ったようです。
自生地の中はこんな感じです。
 
 今年は花が早く,そもそも花自体が少なかったそうで,かろうじて残った花を見るしかありませんでした。いろいろな要因で花の状態も変わるので,難しいですよね。

 自生地周辺では,マメナシ以外にいろいろな花をたのしむことができました。このブラシのような花はウワミズザクラです。あまり「サクラ」らしくないですね。 
 
 近くには田畑が広がり,田んぼのあぜにも花が咲いていました。下の白い花は「アリアケスミレ」で,スミレというと普通紫色で,実際この周りにも紫のスミレが咲いているのですが,その中で白い花はとても目立ちますね。
 
 黄色はもちろんタンポポ。在来のトウカイタンポポです。外来種ではなく,在来種のタンポポが咲き誇る,本来あるべき姿が見られるのはいいことですね。
 
 今回は見学会に単に参加することだけが目的ではなく,今年度の研究として水質調査をこの自生地でさせていただくことにしていて,その事前調査という目的もありました。市役所の方に調査の概要を説明し,コンサルタント会社の方とともに調査に適切な場所を選んだりと,これから一年間かけて行う調査に向けて,重要な一日となりました。
この用水路も調査対象にしました

 みなさま当日は本当にありがとうございました。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿