みなさまこんにちは,よしだです。
KSCでは,この秋以降2回目,通算では52回目となる炭焼きを実施しました。集まったのは朴先生,学生さんと私の3名。いつもと同じように進めているはずですが,最初の「魔の一時間」が本当に大変で,煙にむせながら・涙を流しながらうちわであおぎ続けました。送風機あったらどんなに楽なことか・・・と真剣に思ってしまうくらいに(苦笑)。
なので,必死だったそのときの写真はなくて,下の写真はすでに火が安定した後に撮ったもの。
上の写真,安定状態の割に炎が大きく窯口から出ていますね。窯口の空気の吸い込みが弱かったからでしょうか。 これが後々の苦労を暗示していたのかもしれません。
安定状態になって少し手が離れたことと,明らかに薪が足りなかったので,小屋の中で乾燥させていた枝や,森の中から拾ってきた枝を切っていきます。最初はのこぎりで切っていましたが,量が多いのでチェーンソーを動員! この学生さんも人生初のチェーンソーだったのですが,だんだん楽しくなってきたようです(笑)。
他にも次回の分の竹を竹林で伐倒したり,定番の焼き芋をセットしたりしたのですが,肝心の窯の温度が430度でしばらく停滞し,470度でもしばらく停滞してしまいました。薪をくべてあおいでもなかなか温度が上がらないのです。気になるのは,窯口からの炎の勢いが強いこと。本来薪を燃やして発生した熱は,奥の窯に向かい,竹を炭化するエネルギーにならないといけないですが,どうも今回は窯口から無駄にエネルギーを捨てているような状態だったようです。
それでレンガで窯口を一部ふさぎ,隙間からあおいでエネルギーの損失を防いだところ,じりじりと温度は上がり,なんとか630度近くまで上昇させることができました。
煙突のけむりも透明感と青みが出てきたので,窯口を閉じてきょうの炭焼きは終了です。今回もいい炭ができていることを願っています。
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