先日(11/12)のことになりますが,天白区の島田緑地内にある島田湿地で,流出量測定装置の更新作業をしてきました。
この湿地での流出量観測は2014年から行ってきたのですが,以前の装置は位置的に安定した測定が難しかったことや,設置から4年が経過して装置の老朽化が進み,半年前からは測定不能な状態になっていました。
しかしながら,私の研究とはいえ,装置の更新にも地元の保全ボランティアの方々の理解が必要です。6月頃からご了解のお願いをしてきたのですが,10月になって回答が得られたことから,いろいろと準備を進めてきました。
その一つが三角堰で,八竜湿地の装置更新と同じく,丈夫で長持ちするステンレス製の三角堰を導入することにしました。今回も岐阜市内の鉄工所の特注品です!
上の写真は研究室の机の上に置いて撮ったものですが,八竜湿地での更新作業を手伝ってくれた学生さんたちからは,「これってミニチュアですか?」と言われてしまいました(笑)。そうですよね,八竜湿地は縦横 100 cm × 100 cm だったのに対し,今回は35 cm × 40 cm なので,ものすごく小さく感じるのでしょう。実際私も,このサイズなら一人で運べるし,一人で設置できるだろうと考えたのですが・・・
そして12日,車で三角堰や道具類を運び,島田湿地に向かいました。
まずは木製の初代三角堰を掘り起こして撤去しました。寸法的には三角堰の方が水路幅よりもわずかに大きいので,水路の壁の土を削って・・・と思ったら,想定よりも壁に埋めてあった木の杭がはみ出していて,それを一つ一つ抜いていきました。さらに水底には大きめの石が顔を出していたり,丸太のような木の棒が埋まっていたりして,これらも(かなり苦労しながら)掘り出しました。
結局三角堰よりもやや広めに水路を削ることにしたため,途中で砂と土のう袋をホームセンターに買いに行き・・・とやっていたら,完成まで4時間もかかってしまいました。保全ボランティアの方も一部お手伝いしていただき,大変助かりました。
ようやく完成です(汗)
装置も小さいから一人でできるはず!というのが甘かったですね。作業が大変だったので,途中経過の写真は一枚も撮っていません(泣)。でも,これで安定した測定ができるはず!という期待感はあります。いいデータが得られることを願っています。
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