2025年7月15日火曜日

キツツキの巣の跡

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日の夜から今朝にかけてかなり強い雨が続きました。しかし朝にはその雨もやみ,午前中から日が射すようになりました。雨上がりの晴れということで,私は八竜湿地に行って,現地に設置してある流出量測定装置の流量測定をしてきました。水位が高い多い時の,単位時間当たりの実際の流量を測定するためです。

 その帰り,森の中の道を歩いている時に倒れた木の幹を見つけました。右上に生えていた木が根元近くから折れたようです。


 折れた枝をよく見ると,小さな丸い穴が開いていました。500円硬貨よりも一回り大きいくらいの直径です。穴の中に砂のような細かい粒がたくさん入っていました。
 おそらくこれは,キツツキのコゲラが子育てのために開けたものなのでしょう。コゲラは日本で一番小さなキツツキで,あまり力が強くないので枯れ木に穴をあける習性があります。その方が楽だからなのでしょうが,すでに枯れた木なのですぐにこのように倒れてしまい,何年も使いまわすことができません。常に一定の枯れ木が発生することが繁殖の条件になるので,ある程度森が成熟していることが,コゲラが定着する条件になるのかな,とこれを見て思いました。

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