2012年7月14日土曜日

養蜂博物館


 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょうは学生さんや先生方とともに瀬戸市にある養蜂博物館の見学に行ってきました。ここは大学のすぐ西側で養蜂を営んでいる井上養蜂さんが集められた,世界の養蜂道具などのコレクションを見ることができます。
 今回はコレクションだけでなく,実際の養蜂の様子も見学させていただきました。ハチに刺されないよう,網付きの帽子をかぶって広場に出ると,そこにはたくさんの巣箱が並べてあります。その中の一つを開けて中を見せてもらいました。箱の中には何枚もの板状の巣が並んでいました。

↑ かなりの至近距離です!

 多いと板の片面で2000匹ものミツバチがいるそうです(上の写真のは少なくて700匹くらい)。そのほとんどが働きバチ(メス)で,わずかなオスバチと一匹の女王バチという構成です。下の写真のほぼ中央にいる,少し大きくて赤色をしたのが女王バチです。

 ここは標高600 m程の山あいの土地で,花を咲かせて蜜源となる植物が周辺に少なかったことから,蜜源植物を周囲に植栽されたそうです。下の写真はその一つ,愛知県内ではあまりお目にかかれない「シナノキ」です。ちょうど白い花を咲かせていました。
 旧国名の信濃の国(現在の長野県)の「しなの」は,このシナノキを多く産することからこの名があると聞いたことがあります。

 見学の後はお楽しみの試食(笑)。アカシア,レンゲ,ソバ,クロガネモチ,ミカンなどの蜂蜜を食べ比べすることができます。それぞれ風味に特徴があっておいしかったです。
↑ 私の一番のお気に入りは「ミカン」でした(笑)

 梅雨の曇り空の下,自然の恵みを感じた一日となりました。

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