2012年7月5日木曜日

フモトミズナラ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日打合せで訪問した瀬戸市の海上の森センターでは,フモトミズナラという植物を見かけました(上の写真です)。フモトミズナラは,主に東海地方に生育し,寒冷地で育つミズナラの遺存種(氷河期の生き残り)ではないかと考えられている珍しい植物です。
↑ フモトミズナラ
【よく見比べてみてください】
コナラ ↓

 下の写真のコナラと似ていますが,フモトミズナラの方が葉が大きく,葉の周囲のぎざぎざ(鋸歯と言います)が丸みを帯びて大きいこと,葉の柄の長さが短いことで区別できます。

 と言っておきながらですが,それはあくまで一般論。実際はその中間的な形態をもつものもあって,明瞭に区別できない場合もあります。金城の中にも気になっている個体があるのですが,フモトミズナラなのか?葉が巨大化したコナラなのか?と,私たち(私だけ?)を悩ませています。

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