2015年8月18日火曜日

カエルを捕まえたヘビ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きのう(17日)は久しぶりにまとまった雨が降りました。八竜湿地はきっと水量が上がっていることだろうと青空となった今日,見に行ってきたのですが,結果は「はずれ」。湿地の外から見た流れはとてもおとなしく,降った量の割には水量が増えていなくてがっかりでした。しばらく晴れた日が続いていたので,多くの水が地下へ浸透してしまったからなのかもしません。

 さて,流量測定装置に近づいて見ると,水面が揺れています。もしカエルや鳥がいたのなら,私の気配を察してもぐったり飛んだりして一瞬だけ揺れることはありますが,今回は私が近づいていることはお構いなしに何かが動いているのです。
動いているのは赤丸の「もの」
なのですが・・・
 
 それを拡大してみると・・・
ヘビが体でカエルをぐるぐる巻きに!

 もうびっくり!!! まずまともなヘビを見たのが久しぶりですし,それがカエルを捕まえて食べようとしているのです! どうやってこんな器用にぐるぐる巻きにできるのでしょう?

 ただ,いくらヘビが長いといっても,この口のサイズに対してこのえさはどう考えても大きすぎです。一応がぶっとかぶりつこうとしますが・・・
口が足りません・・・(苦笑)
 
 せっかく捕まえたカエル,でも大物過ぎてなかなか食べられず,うだうだしていたら私がやってきて落ち着かず・・・というのがヘビの心境?だったかもしれませんね。

 一方の私も,作業したいのにヘビが気になって手が付けられません。毒を持っていたらいやですし今回は装置を一部改造するつもりだったのですが,下の写真の左の赤い四角を拡大すると・・・
 
 ヘビがこっちの様子をうかがっています (>_<)
じ~っ
 
 しばらく待ってみると,私が気になっていやになったのか,ヘビは捕まえたカエルをあきらめ,下の写真の矢印の中に逃げていきました。カエルはぷかぷか浮いてきて,すでに死んでいるのかと思っていたら,いきなり動き出して水底に身を隠しました。

 とはいえまだヘビがいなくなったわけではないので,長い木の棒をヘビが入っていった穴に突っ込んでしばらく様子を見て,反応がなくなってからこっちもようやく作業開始です。

 研究室に戻って,今回見たヘビの種類を検索してみたら「シマヘビ」でした。解説を読むと

「無毒」

あらら,ビビる必要は全然なかったのね (^_^;) そして写真からカエルの種類を調べてみたら,

これってウシガエルでは?

特定外来種のあれです。作業の後も何匹か似たカエルが現れ,それぞれ写真を撮りました。たとえばこれですが・・・

 どう見てもトノサマガエルでもなければダルマガエルでもなさそうです。今回はヘビの種類もカエルの種類もわからず見ていたのですが,もし事前に知っていたら作業は延期して,そっとその場を立ち去り,

シマヘビに外来種の駆除をお願いしていた

でしょうね~(残念)。
 

4 件のコメント:

  1. 今年はヘビを見ていないなあ、と思っていたら、すごいものを見せていただきました。ありがとうございました。

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    1.  コメントありがとうございます。
       ヘビを見た,という話を時々耳にするのですが,私にとっては久々の目撃でした。小学生の頃自宅の玄関先で,ゴムホースを誰かが動かしているのかと思ったら長いヘビだった,という経験がありますが,以前に比べるとヘビは減ってしまったような印象があります。

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  2. 「ヘビ」と聞いただけで震え上がる人が多くいますが、私は平気、見つけたらすかさずじっくり観察します(笑)。中国の人は見つけたら捕まえて食べるとか…。ところで、ここにコメントを書き込む時、どうしても匿名でしか書き込めませんので、いつも名無しで失礼しています。またいずれお目に掛かる時があればご挨拶いたします。(I.S.)

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    1. I.S.様
       いつもご覧いただきありがとうございます。
       先にコメントの件ですが,コメントを書き込み欄下のプルダウンメニューに「名前/URL」が出ますでしょうか。もしあればそれを選択し,記載していただければと思います(もちろんハンドルネームで結構です)。URL欄は空白のままでも大丈夫です。あまり自信はありませんが,お試しいただければ幸いです。
       ところで「ヘビ」,嫌いな人はどうしてもダメなようですね。私もI.S.様同様「おぉ!」と見てしまいます(笑)。ヘビは食べるとおいしいと聞いたことがありますが本当でしょうか。ウシガエルは食べたことがありますが,唐揚げは鶏と区別がつきませんでした(苦笑)。

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