みなさまこんにちは,よしだです。
一週間以上ぶりの投稿となりますが,今週は外で何かをしていることが多く,たくさんのブログのネタができました。
その一つが湿地での調査。25日(火曜日)は小野先生,森先生とともに豊橋市の葦毛湿原,田原市の黒河湿地,藤七原湿地に行き,サンプリングをしてきました。葦毛湿原では昨年同様,豊橋市文化財センター学芸専門員の贄先生に同行していただきました。
今回の主目的は,湿地に生育する珪藻の調査をすることであり,その専門家である森先生が主体となってサンプリングを行いました。
葦毛湿原では,湿地生態系を保全するためのさまざまな実験的な取り組みが行われています。この写真の部分も,もともとは森だったそうですが,それを切り開き,表土を除去するなど,かなり思い切った作業を行った地点です。明るいところで繁茂しやすいネザサやコシダを積極的に取り除くことによって,湿地性植物が自然に発芽してきたそうです。
このような取り組みは,湿地そのものが減少しつつある中,現存する湿地をどのように保全して行ったらよいのか,大変示唆に富むものだと思います。
ところでこの日は,九州や三重県で大雨を降らせた台風15号が接近していたことから,雲行きが怪しい一日でした。葦毛湿原での調査が終わったとたんに大粒の雨が降ってきて,走って車に戻ったり・・・(>_<)
次に行った田原市の黒河湿地も,空模様はご覧の通り。
ここでも珪藻が含まれそうな泥の採取を行って,帰ろうとしたらまた大粒の雨が・・・(>_<)
それでもあきらめず,同じ田原市の藤七原湿地にも行きました。
森先生による湿地に生育する珪藻のデータの蓄積は,珪藻を分析することによって湿地環境の評価ができるようになると期待されています。 すばらしい結果が出るといいですね。
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