2018年5月26日土曜日

ホタル観察会

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 KSCで昨晩,ホタルの観察会を開催しました。大学内にヒメボタルが生息していて,毎年観察会を行っているのですが,以前は6月初めだったのに対し,もう少し早くから出現しているのではないか?ということになり,今年は5月末に会を設定しました。
 
 たまたま私の仕事が多忙で,このところ帰りが遅くなることが続いたのですが,20日(日)の22時過ぎで20匹くらい,21日(月)の23時過ぎは30匹と,当初の想定よりもやはり早い時期からホタルが出始めていて,これなら25日の観察会はバッチリ!と思っていました。
 
 ところが…
 22日(火)の同じくらいの時間に見に行かれた先生からは,「全然出てなかった」とのこと。23日(水)は雨でパスして,24日(木)の22時過ぎに自分で見に行くと,
 
あれれっ?いない!?
 
 気温や湿度も関係するので,そう簡単なことではないのです。
 少々心配になりながら当日を迎え,22時からの観察会まで待機する学生さんが続々私の研究室に集まってきました。大学はちょうど中間試験の時期なので,金曜日の夜であってもみなさん勉強をしています。かくいう私も,翌日の講演会での発表準備をしていたのですが…(苦笑)。
 
 時間になり,校舎の外にも人が集まってきたと畠山先生から電話もあり,校舎を出て森に向かいました。KSCのメンバーやそのご家族,畠山先生の卒業生,私の研究室のメンバーなど,全部で22名の参加です。 
森に向かいます
 
 この日,空に月は出ているものの薄雲がかかっていました。気温はやや低めで,ヒメボタルが活発に飛び交う感じではありませんでした。ひとまず森の中の真っ暗な遊歩道を進んでいきます。パッと見た感じいなさそうでしたが,よくよく探してみると一匹,また一匹とわずかながらいました。でも少ないですね。
 
 それでこの森の外の,この森と並行する道に出てみることにしました。そうするともう少しいることがわかり,森から道へ飛び出してきたホタルもいました。参加したみなさんも次々見つけ,会もようやく盛り上がってきました。

 中にはグレーチングの下の側溝で光っているホタルも。このホタルを外に逃がすためにグレーチングを外し,明かりをつけて写真を撮りました。
側溝の壁にいます!
 
 手に乗せてみなさんに見てもらいましたが,驚くのはその小ささ! わずか1cmほどの虫が,あんなに強い光を放つなんてちょっと信じられないですよね! 生きものは不思議です!
 
 30分以上観察を続けて,それなりに見えたので終了しました。前回1~2 匹だけだったので,今回は上々でした。ホタルが飛び交う環境がいつまでも続いてほしいですね。
 

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