台風19号の影響が広範囲に及び,長野市など各地で大規模な浸水が発生しているとのことで,その映像はたいへんショッキングでした。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
一方で名古屋は,今回の台風で風雨はそれほど強まらず,大学内でも倒木が発生するようなことはありませんでした。
アベマキのどんぐりは
たくさん落ちていましたが・・・
八竜湿地に行って流出量測定装置の様子を確認してきました。台風通過の翌日午前中の時点で水の濁りもなく,流出量は普段よりもわずかに多い程度でした。もちろん装置に異常はありませんでした。
学内に設置した雨量計では,台風が接近した11日夜から12日にかけて,総雨量56.6 mm を観測しました。これは決して少なくない量ですが,これが約21時間かけてじわじわと降り,時間最大雨量が7.2 mm に留まったことから,流出量も比較的緩やかに増加・減少し,早い段階で澄んだ水が流れるのようになったものと思われます。
このように雨の降り方によっても流出量は大きく変わるのです。引き続きデータを集め,八竜湿地の特徴を明らかにしていきたいと思います。
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