KSCでは大学構内に生育するモウソウチクを使ってときどき竹炭づくりをしていますが,今回実験としての炭焼きをしました。朴先生のゼミの学生さんの研究で,竹炭の生成過程での窯の温度変化を観察するというものです。
その内容は,切ったタケを載せたラックを窯の中に置き,窯の中の高さや位置を変えて温度計測をするというもの。ちょっと見づらいですが,下の写真で窯の上にたくさん挿してあるのが温度計の電極です。
ところで上の写真,午前10時頃に撮ったものですが,ずいぶん暗いと思いませんか。実はこの時とても強い雨が降っていたのです。この雨は前日の夜から降り続き,炭焼き小屋に通じる森の中の道はご覧の通り。雨水を集めて川になっています!
靴がずぶ濡れになってしまいました!
大雨の影響はこんなところにも。煙から得られる竹酢液は,煙突に当たった雨水が垂れてきて混ざり,かなり薄まってしまいました。
いつもは真っ黒な液体が,
今回はまるでウーロン茶のよう・・・ (>_<)
さらにお昼ごろには,森に降った雨水が炭焼き小屋に流れ込み,わずかとはいえ浸水する事態に。何回も炭焼きをやっていますが,こんなことは初めてです!
流れができるくらい水が入ってきました・・・
その大雨の中,朴先生はみんなのためにわざわざピザを買ってきてくださいました。とてもおいしくいただきました。ありがとうございます!
窯の中の温度は,一旦500度まで上昇したものの,そこからなかなか上昇せず,しばら苦戦していたのですが,15時過ぎにじわじわと温度が上がり始め,目標の600度に達しました。と同時に雨も止み,実験が終わる頃には夕陽が差してきました。
なんだかホッとします・・・
朴先生やゼミ生のみなさん,おつかれさまでした。
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