10/27(日),東部丘陵生態系ネットワークが主催する連続講座,あいち自然再生カレッジの2回目が守山区の東端,東谷山で開催され,私もスタッフの一人として参加してきました。
当日は天候に恵まれ,むしろ暑いくらいでした。もうすぐ11月だというのに一体どうしたことでしょうか。
そんな中,40名ほどの参加者が来られました。今回の講師は森勇一先生。私自身,湿地の調査などでとてもお世話になっている先生です。現在も各地でとてもアクティブに調査をされたり,本を書かれたりと,活発に活動されており,私も少しは見習わないと・・・(苦笑)。
それはさておき今回の講座は,東谷山フルーツパークの会議室をお借りしての座学でスタートしました。
地質や湿地,歴史,虫など
たくさんの切り口で話題提供していただきました
1時間ほどお話を聞いたあと,東谷山の遊歩道を歩いていきます。今回は特別な許可をいただいて,名古屋城築城時に石垣のために切り出そうとした岩も見ることができました。これは花崗岩で,名古屋近辺ではあまり分布していない岩石にもかかわらず,当時よくも見つけたものですね。
東谷山は3つの岩石から成り立っているそうですが,その一つがチャート。放散虫という海のプランクトンの死骸が積もって圧縮されてできた岩石です。つまりこれは海底からここまでやってきたことになります。不思議な感じがしますね。
遊歩道を歩いて古墳や地質を観察し,標高198 m の山頂へ。名古屋で最高地点(ただし,名駅の高層ビルの方がもう少し高いですが・・・笑)まで登頂しました。最後は展望台の上で森先生の解説を聞きます。
展望台からの眺めはこんな感じです。濃尾平野が一望できました。
10年近い「あいち自然再生カレッジ」の歴史の中で,山登りまでしてしまうのはこれが初めてではないでしょうか。少し大変だったかもしれませんが,森先生の豊かな教養のおかげで本当に楽しい講座となりました。本当にありがとうございました。参加者のみなさま,スタッフのみなさま,おつかれさまでした。
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