2022年10月11日火曜日

東部丘陵生態系ネットワーク協議会 第3回カレッジ(長久手市)

 みなさまこんにちは,よしだです。

 スポーツの日を含む3連休の中間日(10/9)に,東部丘陵生態系ネットワーク協議会が主催する第3回のカレッジ「秋の湿地へようこそ!~長久手市の貴重な湿地を知ろう~」が開催されました。

 当日はモリコロパーク内の「森の学舎(もりのまなびや」で13時に開講し,まずは長久手市内の湿地で精力的な保全活動をされている,長久手湿地保全の会の会長,水岡惠子さんからこれまでの保全の経緯についてご講演をいただきました。湿地にアクセスするための藪の刈り払いから始まったとのことで,それはそれは大変な作業だったことがよくわかりました。

 講演の後は森の学舎近くの森の観察です。何とここには希少種のフモトミズナラがごく当たり前のように自生していて,私もとても驚きました。しかし,ちょうどこのころからまとまった雨が降ってきてしまいました。

少し高いところから森を見渡しています。
写真では分かりませんが,間もなくオープンする
「ジブリパーク」の建物が眼下に見えました。

 このあと,モリコロパークから愛知県立大学に車で移動して湿地見学のスケジュールなのですが,近くの大型商業施設に向かう車で大渋滞・・・。空いていればたぶん10分もかからず移動できるはずなのに,1時間もかかってしまいました。個人的にはラジオの音楽番組で名鉄電車の車内チャイムやパノラマカーのミュージックホーンが流れたりしたので(クラッシック番組のはずですが・・・),イライラすることなくノロノロ運転していました(笑)。

 それはともかく,時間も遅くなり,雨も降っているのでやや暗くなってきた中で湿地見学に向かいました。今回見学した湿地は,ため池の上流側のへりに形成される,ある意味「典型的なパターン」の湿地でした。ちょうどシラタマホシクサが一面に咲き,モウセンゴケやトウカイコモウセンゴケなど,東海地方の湿地らしい植物をいくつも見ることができました。
みなさんトウカイコモウセンゴケや
コモウセンゴケを観察中です。

 雨が降ったり,渋滞に巻き込まれたりと予定通りにはならなかったものの,身近にある貴重な自然に参加者のみなさんも楽しんでいただけたようでよかったです。

 

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