2022年12月10日土曜日

蛭池の見学

 みなさまこんにちは,よしだです。

 先日, 当研究室のセミナーの学生さん(1~3年生)と一緒に,希少植物のマメナシの生育地である蛭池の見学に行ってきました。大学から歩いて20分くらいでしょうか。ちょっとしたお散歩ですね。途中の雨池(あまいけ)では美しい羽根を持つカワセミを見ることができました(写真を撮ることはできませんでした・・・)。

 蛭池は一部紅葉している樹木もありましたが,マメナシは既に冬枯れでした。

まだいくらか紅葉が残っていました

 マメナシの名前の通りの小さな実がたくさんついていました。確かに梨のように見えますね。まずい(えぐい)ので鳥も食べませんが,実をまずくするのは決して進化の失敗ではなく,植物のしたたかな戦略の一つなのです。

 ちょうどこの日は地元の保全団体のみなさんが草刈りなどの作業をしているところでした。地道な作業で本当に頭が下がります。しかも「狂い咲きの花があるよ」と教えていただきました。学生さんたちは今年の春の花のタイミングを逃していたので,この時期に花を見ることができるなんてラッキーです!

 蛭池をぐるっと一周すると,びっしりとつぼみをつけたヒサカキがありました。他の個体は今年の実をまだ付けているのに,こちらは既に来年春の準備完了!という状態。いろいろあって面白いですね。





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