2025年9月4日木曜日

八竜湿地で水質調査

 みなさまこんにちは,よしだです。

 猛暑が続いていますね。数年前までは「たまに猛暑日がある」だったのが,今年は「たまに猛暑日じゃない日がある(猛暑日になるのが普通)」になってしまいました。この先どうなってしまうのでしょうか。

 そんな猛暑のある日,大学の隣の八竜湿地で水質調査を行いました。これは年に4回定期的に行っているものです。熱中症対策で水分を充分に持って湿地に行きました。湿地はパッと見た感じいつもと変わらない様子のように見えました。緑が鮮やかですね。


 しかし採水地点を回ってみると,水が枯れているところが結構ありました。下の写真の地点は普段水たまりになっているのですが,完全に干上がっています。

 塩ビ管を埋めて地下水を採取する地点もありますが,地下水位が下がって水が取れないこともしばしば。下の写真の地点は今まで水が枯れたことはほとんどなかったのに,今回は底まで乾いていました。

 8月は猛暑続きでしたが,言い換えればそれは「ずっと雨が降らなかった」ということにもなります。その結果八竜湿地の湧水量も減ってしまい,今までにない高い地温と土壌水分量の減少をもたらしているのではないかと心配になります。

 そんな過酷な環境の中でも植物は季節の変化を感じ取っているようです。ワレモコウの花が咲き,マメナシの実が大きくなってきました。早くこの季節らしい気温に戻ってほしいものですね。


0 件のコメント:

コメントを投稿