2025年9月11日木曜日

里山プロジェクト合宿

 みなさまこんにちは,よしだです。

 9/9~9/11の3日間,プロジェクト科目の「里山プロジェクト」で豊田市大野瀬町での合宿を行いましたので,今回はその様子をお伝えしようと思います。

 里山プロジェクトは中山間地域にある大野瀬町で顕在化するさまざまな問題に対して,課題を立ててその対策を考える科目で,すでに私が関わるようになってからでも今年で9年目になります。今年からは内容を大きく変えて,事前にネットなどで調べて課題を立てて事前調査を行い,この合宿で実際に大野瀬町の様子を見て,地元の方たちにインタビューを行い,それまで考えた対策案のブラッシュアップして中間発表をするまでが合宿の内容になります。

 1日目はお昼に大学を出発し,バスで移動しながら大野瀬町の中のいくつかの集落を見て回りました。山間部のわずかな平地に田畑が作られていたり,その一部は耕作放棄地になっていたり,空き家がいくつもあったりといった現状を学生さんに見てもらいました。一方で大野瀬町の観光スポットになっている子持ち桂,マガリブチ,梨野大滝などの地点も見て回りました。

この日のマガリブチは水位が低く穏やかで,水も澄んでいました。
学生さんからは「泳ぎたかった」という声も。

梨野大滝もいつもに比べると水量が少なめですが,
それでも大きな音を立てて水が落ちていました。
迫力に圧倒されそうです。

 2日目はお昼休みの時間を除いて,朝から夕方までインタビューとそのまとめの時間です。私たちは集会所に行き,お仕事や子育て,農作業などでお忙しい中,地元のいろいろな立場の方々にお越しいただき,学生さんが事前調査で疑問に思ったことなどを直接インタビューするのです。学生さんの真剣な様子,伝わるでしょうか。



 そして最終日の3日目は中間発表です。昨日聞き取ったことをまとめて10分程度の発表を行い,15分程度の質疑応答を行います。今年は3グループだけですが,それでも90分近くかかりました。



 地元の方からはさまざまな意見や質問をいただきました。これを基に年度末の最終発表に向けてさらにブラッシュアップを進めていくことになります。
 この中間発表で行程は全部終了し,お昼ご飯を大野瀬町の隣の長野県根羽村にある食事処でいただきました。時間に余裕があることから,その近くの「月瀬の大杉」を見学して名古屋に戻りました。
大きすぎて1枚の写真に収まりませんでした。右下の学生さんたちと
比べると,その大きさがよくわかると思います。

 学生さんによれば,2日目にインタビューで聞き取ったことをまとめて3日目のプレゼンのファイルを作成するため,2日目の夜は遅くまでパソコンを打っていたとのことでした。ちょっと大変だったかもしれませんが,真剣になって取り組む体験がここでもできたのではないでしょうか。 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿