昨日23日は秋分の日。昼と夜の長さが同じになる日であり,今日からは夜の時間の方が長くなっていきます。国立天文台のホームページでは,日本各地の日の出・日の入り(月の出・月の入り)の時刻など,いわゆる「こよみ」を検索することができます。
国立天文台 暦計算室 各地のこよみ
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/
これできのうの名古屋の暦を見てみると・・・
日の出 5:41
日の入り 17:48
あれれっ? 昼間の時間の方が7分多いことになってしまいますね。
もちろんこれは何かの間違いではなくて,例えば日の出の時刻は「太陽が水平線・地平線から現れた瞬間」,日の入りの時刻は「太陽が水平線・地平線に消えた瞬間」と定義されているので,太陽の大きさの分だけ昼間の時間が長くカウントされてしまう,などの理由なのだそうです。
さて,この秋分の日を中心として前後3日ずつ加えた計7日間が,いわゆる「お彼岸」となります。このお彼岸のころになると決まって咲くのが彼岸花(ヒガンバナ)ですね。下の写真は大学の真ん中を走る公道からW1号館方面へ上がる階段の途中にあったもの。
木々やササに隠れるように1輪だけ咲いていました
ヒガンバナは中国から帰化した植物と考えられています。夏の気温や降水量,生育場所に関係なく決まってお彼岸の頃に花を咲かせるので,開花時期は体内の時計でかなり正確に制御されているのではないか,という話を聞いたことがあります。
一方こちらはW2号館南側の花壇にあったもの。白いヒガンバナのようにも見えますが・・・
確かに白いヒガンバナも存在はするのですが,近くで見てみると,ヒガンバナとはちょっと雰囲気が違う気がします。あまり確証はありませんが,「シロバナマンジュシャゲ」かもしれません。まだつぼみの個体もありますが,やはりこちらも花の季節を迎えているようです。
きょうもまた真夏日になりそうな気配で,夜の時間の方が長いなんてにわかには信じがたいですが,季節は確実に巡っています。
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