夏休みでブログもしばらく「お休み中」でしたが,今日からまた更新をしていきます。
それにしても今年の夏は晴れませんね。イネが大凶作となって,タイなどから米を緊急輸入した1993年の夏も全くと言っていいほど晴れなかった記憶がありますが,あの年は「冷夏」だったのに対し,今年は「猛暑」。曇っていてもとにかく暑い! そして集中する大雨。いつもなら梅雨末期に起こるような現象がずっと続いているような印象です。
さて,大雨や台風が続いたこともあって,昨日は八竜湿地の流量測定装置のメンテナンスに行ってきました。装置手前に泥がたまってしまったのでその掻き出しと,データの回収です。
この写真は大雨後の8月8日に撮ったものです
さて,研究室に帰って
データを見てびっくり!
守山区内で浸水が発生した8月6日(水),たまたまKSCで湿地見学をしていたのですが,しばらく雨が降っていなかったため,湿地はカラカラに乾燥していました。
竹炭袋詰め,KSC全体会,そして湿地見学
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2014/08/ksc.html
その日の13:40の流量はこの夏の最低値を記録していました。仮にこの値を1としましょう。この頃から雨が降り始めて水量が少しずつ増え,15:20には水量が4になりました。ところが突然そのあと急増し,わずか30分後・・・
15:50には668!
当時ものすごい雷雨だったことを覚えていますが,その時八竜湿地は「鉄砲水」の状態だったことがこの数値から読み取れます。
7月18日に長野県南木曽町で発生した大規模な土石流,つい先日北アルプスで発生した増水した沢に流された遭難事故など,水の勢いが急に増した時の怖さはニュースでも充分伝わってくるのですが,規模が全く違うとはいえ,同じことがごく身近な所でも起こっていたのです。幸い機器の損傷などはありませんでしたが,大雨の怖さをこの数字からも知ることができました。
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