みなさまこんにちは,よしだです。
8月も終わりに近づいて,猛暑もようやくひと段落した感がありますね。それでも毎日曇ったり雨が降ったり。青空らしい青空を見ないまま,夏が終わってしまうのかもしれません。
さて,少し前に広島市で大規模な土石流災害が発生しました。たくさんの方が犠牲になり,今なお行方不明の方がいるという痛ましい災害となってしまいましたが,山に降った水の力が如何にすさまじいものかを知らしめたものでした。
大雨のあと急な増水が起こることは,先日のブログでも紹介した通り,八竜湿地のようなごく小さな流域面積しかない場所でも発生しています。じつは,大雨で土砂が急激に流された痕跡も,身近なところで見ることができます。
大雨の怖さ
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2014/08/blog-post_19.html
それは炭焼き小屋のすぐ近く,上にランドルフ記念講堂がある斜面です。勢いよく水が流れたことで小さな谷ができています。下の写真はちょっとわかりにくいですが,画面左上から右下にかけて,ちょうど対角線上がやや茶色になっているのが見えます。他は落ち葉がありますが,ここだけ土がむき出しになっています。
専門用語ではこれを細溝(さいこう),あるいは「リル」というのだそうです。 この小さな谷では,水と一緒に土砂も一緒に流れていきました。しかし斜面の下,遊歩道になっている平らな場所ではその勢いが弱められ,土や石,落ち葉がたまっています。下の写真で白く見えるのがたまった土砂です。
もちろんこの程度では何ら災害は発生しないのですが,身近なところで自然の作用を見ておくことも大切では,と思っています。
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