2014年12月9日火曜日

オオタカの狩りの跡?

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日のことですが,「金城から八竜湿地に通じる道の近くに,オオタカがカケスを襲った食痕と思われるものがある」と小野先生から連絡をいただきました。先生が撮った写真を見ると,鳥が襲われて羽が円形にちらばっていて,羽根の色は確かにカケスのものでした。

 というわけで今日,その現場に行ってみました。
 下の写真で落ち葉でわかりづらいですが,左下と右上にそれぞれ灰色の羽根が,きれいな円形となって落ちているのがお分かりでしょうか? 小野先生の推測では,これは2羽ではなく,1羽の羽根を途中少し移動してむしったからではないか,とのことでした。
 
 その羽根を拡大してみましょう。かなりちぢれて無残な姿になっています・・・
 
 状態のよい羽根がまだ残っていたので撮ってみました。羽の上右側に黒と青の縞模様がありますね。これがカケス独特の模様なのです。
近くで見るととてもきれいな青です

 以前小野先生の研究室の前で,キジバトがオオタカに襲われた跡が発見され,その後モウソウチクの竹林の中でもやはりキジバトの羽根が散らばっているのを見たことがあります。

オオタカがやってきた? (2013年7月4日)
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2013/07/blog-post_4.html

 しかし,カケスが襲われた跡を見るのはこれが初めて。カケスはカラスの仲間で,動きもキジバトに比べて俊敏なはずですが,オオタカはそれでも仕留めてしまうのですね。犠牲になったカケスには気の毒ですが,オオタカのすごさに感心してしまいました。
 

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