金城には森があってたくさんの生きものがいて・・・ということは,このブログをご覧のみなさんはよくご存知だと思いますが,野生の哺乳類を見ることはまずありません。夜行性のものが多いことや,警戒心が強いことなどがその原因でしょう。
ところが・・・
先週月曜日(1/16) のちょうどお昼時,つまり休み時間で学生さんがたくさん行き来している時に,とても目に付くところにタヌキが現れたのです!
!\(◎o◎)/!
わたくしはちょうど八竜湿地でボランティアの方や名古屋市の方と一緒に芋煮会 (笑) をしていて,この現場に居合わせることができませんでしたが,金城に戻った時に薬学部の先生からこの「事件」を知らされたのでした。
その場所は,W1棟・W2棟から本部棟に向かう橋のたもとの斜面だったそうで,一匹のタヌキが人を気にする様子もなくしばらくいて,気がついた学生さんや防災センターの方が写真を撮っていたとのことでした。
じつは私も以前タヌキを目撃したことがありましたが,一瞬だけですぐに見失ってしまいました。なので「人前でじっとしている」というのがにわかには信じられませんでした。
それで後日,防災センターを訪ね,写真を見せていただきました。あらら,ほんとに人を気にしている様子が全くありません!
毛づくろいをしているようです
歩いていますが,
逃げるような感じがありません
職員さんが言うには,幼稚園周辺では昼間でも時々タヌキが出没しているとのこと。私が知らなかっただけで,タヌキは金城の森の立派な?住人になっていたようです。
ところでこのタヌキ,かわいらしいですが,でもちょっと気がかりなことがあります。2枚目の写真をよくご覧ください。しっぽに毛がないのがお分かりでしょうか。これは「疥癬 (かいせん)」といって,ダニによる病気です。感染してかゆくなり,かきむしって毛がなくなってしまったのです。
小野先生の自動カメラにも疥癬症のキツネが写ったりするそうですから,野生動物に広く感染しているようです。これが都市部に生息する動物に特異的な現象だとしたら,動物たちにとって都市部は決して住み心地のいい場所ではない,ということになりますね。
最後になりましたが,写真を提供してくださった防災センターの職員さんに感謝します。ありがとうございました。
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