先日,大学の隣にある八竜湿地で水質調査を行いました。これは,名古屋市の環境科学調査センターとの共同で年に4回,定期的に行っているものです。
調査の前日は少し雨が降ったものの,当日は天気がよく風も治まって穏やかな採水日和?(笑)となりました。環境科学調査センターの研究員の方2名とともに湿地の内部に入っていきます。
名古屋では冬は晴れる日の方がずっと多く,雨が降っても基本的に大雨にはならないので,湿地はどうしても乾燥しがちになります。地下水9ヶ所,表面水10ヶ所の全部で19ヶ所の採水地点を順に回っていきますが,他の季節に比べるとやはり水が少ない印象でした。中にはまったく水がなくて,採水できない地点もありました。
カラカラです・・・
ここは水がありますが,
普段よりも少ないですね
ところで,地下水も採取すると書きましたが,どうやって水を取るのかと言うと,プラスチック製の長さ1 m の管を埋めておいて,その中にたまった水を,注射筒を取り付けた長いホースで吸い上げるのです。
真ん中が地下水のたまっている
プラスチック管です
このようにして得た水は複数の手法を使って,いくつもの項目について濃度の数値を出していきます。採水して分析するまで,決して楽ではないですが,大事なデータを出しているという自負を持って調査にあたっています。
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