本日 (3月17日) 名古屋大学で行われた第8回東部丘陵生態系ネットワーク協議会総会に小野先生とともに出席してきました。
東部丘陵生態系ネットワーク協議会は,名古屋市から尾張旭市,瀬戸市などにまたがる東部丘陵地域にある大学を中心に,企業や自治体なども参加して,生態系のつながりづくりを目指す協議会で,今回は一年間の協議会としての事業を総括し,来年度の事業について話し合う総会でした。
それだけでなく今回は,参加者からの話題提供として,2題講演があり,その一つが小野先生による「東海地方の湿地を育む環境-湿地保全に関して思うこと」というものでした。
この中で小野先生は,今ある湿地を守るのはもちろんのこと,埋土種子を活用した新たな湿地の創出も考えるべきではないか,との提言をされました。森林化が進むと湿地は消滅することになってしまうので,緑づくりは確かに必要ではあるけれど,そうではない場所も環境の中にあってもよいのではないか,とのことでした。
生物の多様性を考えた時,その基盤には環境に多様性があることが必要です。それを踏まえた先生の発表に対し,出席されたほかの大学の先生からも支持する意見が出されました。
小野先生はご退職に伴って,この協議会からも「卒業」されることになります。このように小野先生は学内だけでなく学外でもご活躍されてきました。これまで本当におつかれさまでした。
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