海の日を含む三連休の最初の二日間,私はトヨタ自動車が運営する「トヨタの森」で開催されたイベント,「作って実践!トンボ観察会」に参加してきました。
このイベントは,トンボのことをフィールドと座学で勉強した後,トンボの面白さを伝える環境教育プログラムを作り,翌日トヨタの森にやってきた親子に早速プログラムを実践しようというもの。環境教育を実施するための養成講座はいろいろあったりしますが,作ったプログラムを持ち帰って後日生かしてください,ではなく,早速翌日実行してしまうなんて,なんて斬新で大胆な!(笑) でもとても面白そうだったので,案内が来てすぐに申し込みました。
14日(土曜日) は,トヨタの森に朝9:30集合でした。募集人数を超える人が集まり,さっそくトンボについて勉強です。トンボかそうでないかは,羽の構造で区別するのだそうです。虫に詳しくない私は「へぇ~」の連続!
続いて場内の湿生園に行き,トンボの観察と捕獲です。
ここにはハッチョウトンボだけでなく,ショウジョウトンボやシオカラトンボなども生息しているのですが,一同をびっくりさせたのが下の写真。ちょっとわかりにくいですが,シオカラトンボがハッチョウトンボをむしゃむしゃ食べているのです!
網を借りてハッチョウトンボを一人一匹ずつ捕獲し,チャック袋に入れました。これは午後のスケッチの材料のためですが,そういえば,こんなにトンボをまじまじと観察したのはこれが初めて!
午後のスケッチの後は,グループに分かれて環境学習プログラム作りをします。油性ペンの色によるくじ引きでグループが分かれ,私は「黒チーム」に。
まずは各自で,親子にトンボの何を知ってほしいかを考え,それに沿った一人5分のプログラムを企画していきます。次にそれをグループ内で発表してすり合わせや改善を図っていくのです。幸い「黒チーム」は各自のネタが被らず,しかも全体で一つのまとまりのあるストーリーが描けるもので,見せる工夫のアイディア出しも相互にうまくいき,テンポよく企画がまとまっていきました (^_^)v。
別のグループと,作った企画でロールプレイをして,企画作りはひとまず終了。この後は夕食を兼ねた交流会です!
お腹いっぱいいただきました~!
日が沈もうとするころ,「夜のトンボ観察会」にお出かけです。まだ真っ暗ではありませんが,トンボにとってはもうお休みの時間。ハッチョウトンボたちは湿地から周辺の草原に移動して,じっと体を休めていました。触ってもほんの少し動くだけで,本当に休んでいることがよくわかりました。そして昼間スケッチのモデルになってくれたハッチョウトンボたちもここで放しました。
ここで半数以上の人はお帰りになりましたが,私ほか10名弱は施設にお泊り。あとは寝るだけですから,この後はアルコールつきの交流会(笑)を楽しみました。
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おはようございます。
7月15日(日曜日)の朝を迎えました。今日もまた晴れて暑くなりそうです。
きょうは昨日企画した環境学習プログラムを実践する日です。私たち「黒チーム」は下見を2回もして,入念な?チェックを行いました。実はこの時点で,私が作成した「道具」に対するハッチョウトンボの反応がさっぱりで,うまくいかないかも…と心配だったのですが...。
さて,親子がたくさんやってきて,いよいよプログラムの開始です。
「黒チーム」の3名のうち,一人目がハッチョウトンボの大きさを知るプログラムで,あらかじめ捕獲しておいたハッチョウトンボ (メス・オス) と,用意した硬貨(500円玉から1円玉まで)のどれの大きさに近いか考えてもらいました。
「黒チーム」二人目が私で,ハッチョウトンボのなわばりを知るプログラムです。糸で垂らした小さな赤い毛糸を,オスのハッチョウトンボに近づけると,なわばりに侵入した他のオスとだとおもって攻撃する様子を見てもらいました。練習ではハッチョウトンボが反応してくれなかったので,ダメかも?と思っていましたが,本番ではうまくいってよかったです!
そして「黒チーム」三人目は,トンボのメスとオスについてを知るプログラムです。トンボが湿地をどのように動き回るのか,目で追って地図にトレースしてもらいました。
子供たちの反応は上々で,手前味噌ながらも,「黒チーム」はうまくいったのでは?と思っています。
今回のイベントは,いろいろな人を知る機会にもなり,自分のスキルも(たぶん)上がって,中身の濃い二日間でした。本当に参加してよかったです。
最後になりましたが,トヨタの森のスタッフの方々,イベントに参加されたみなさん,私たちのプログラムを受けてくださったみなさん,本当にありがとうございました。
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