先週のことになりますが,私は東部丘陵生態系ネットワーク協議会の総会に出席してきました。この協議会は,名古屋市から見て東側の丘陵地(=東部丘陵)に点在する大学が中心となって結成されたもので,愛知県の主導で県下を網羅する形で設置された9つの生態系ネットワーク協議会の中で,最も早く設置されたものの一つです。私たち金城学院大学もその会員となっていて,以前は小野先生が,現在は私が担当しています。
総会は毎年一回,会員の大学・企業で行われるのですが,今年はみよし市にある自動車部品メーカー,株式会社三五の八和田山工場で開催されました。
総会ということで,会員の担当者が集まり,本年度事業の総括,来年度事業についての採決などが行われたのですが,この工場では協議会の事業としてビオトープの造成が行われたことから,その見学会が続きました。
工場の外周部の緑地帯の中に,もともとあった調整池に接するようにビオトープが造成されていました。
ビオトープの見学です
季節柄,生きものの気配は少なめですが,工場周辺の湿地などから希少種などを移植しているそうです。冬場は水が枯れてしまうこともあり,水生生物が行き場を失わないよう一部を深く掘って「逃げ場」を作るなどの工夫がされていました。工場に勤務する人たちや,そのお子さんたちの協力も得られているとのことで,とても良い学習の場になっているのではないかと思いました。
最後にちょっと余談ですが,この日は天気が良く,みよし市あたりからは遠くに南アルプスの雪山が見えました。左の最も高い所が赤石岳 (3120 m), 右の鉄塔に接しているのが聖岳(ひじりだけ,3013 m)ではないかと思います。手前にある山の関係で,南アルプスは金城のあたりからは見ることができないので嬉しく思いました。
撮った場所が悪くて,高圧線が目障りですが,
雪山は本当にきれいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿