2021年6月6日日曜日

紫陽花

 みなさまこんにちは,よしだです。

 今年は例年よりもかなり早い梅雨入りとなりました。たまたま今年だけなのでしょうか。それとも今後これが「普通」になってくるのでしょうか。少し気になるところです。

 梅雨ということで,ベタですがアジサイの花です。ある雨の日,通勤途中にある公園で咲いていたのを撮りました。紫と白の淡いグラデーションで,すてきな色合いですね。


 このアジサイ,なぜ外側のふちどりの部分しか花が咲かないの?と疑問に思った人はいませんか? いえいえ,中心のぼそぼそとした部分が本当の「花」で,すでにちゃんと咲いているのです。そして花のように見えるのは「装飾花」といって,花の偽物なのです。

 本当の花が小さくて目立たないので,周りに花っぽいものを用意して,ここに花があることを虫にアピールしているのです。もし,たくさんある本当の花を全部大きくしてしまうと,コストがとても高くついてしまいます。逆に,本当の花をなしにして,装飾花を本当の花にしたら,花の数が少なすぎて効率が落ちてしまいます。それでコストと効率の落としどころを狙って,このような形になったと考えられています。

 人間社会で言えば,お店は小さいけれど,看板だけは大きくして,コストダウンと集客の両立を狙うようなもの,といったところでしょうか?


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