2025年12月23日火曜日

炭焼き(失敗しました・・・)

 みなさまこんにちは,よしだです。

 先日KSCで炭焼きを実施しました。火を使うので暑い時期はとてもやる気になりませんが,寒い時期になって炭焼きシーズン?になりました。

 まずは数日前に窯に竹を詰めました。全体の2/3は前回までの生焼けの竹を詰め,上には新しい竹を詰めています。夏に流しそうめんに使った竹とか,12月13日の里山学習講座で伐倒したクズのつるが巻き付いていた竹なども利用しています。なんでも再利用です! KSCの学生さんなどに炭焼き前の窯の中を見せようと思い,この状態で炭焼き当日を待ちました。


 がしかし,当日の朝になりましたが私以外誰も来ません・・・
 仕方なく私一人で作業することに。まずは窯にふたをしました。意外とこの状態の写真,撮っていませんでしたね。ふたの隙間に熱電対温度計を挿しています。これで温度をモニターしていきます。

 ふたの上に砂をかぶせました。いつもおなじみの?姿になりました。これでいよいよ薪に点火します。

 順調に薪に火が回り,温度が少しずつ上がっていきました。100度までは割と早かったので,この時点では「今日は調子がいい・・・」と思っていました。

 昼前になるとKSCの学生さんもお手伝いに来て,お昼休みには部長・副部長とその友達もやってきました。部長・副部長とその友達はこの日朝から夕方まで終日授業で炭焼きの手伝いはできなかったのですが,お昼ご飯を食べに来てくれました! さすがもう慣れているので,何を焼いたら楽しいかよくわかっています(笑)。
ハムやソーセージがいい感じに焼けています(笑)

 問題はその後でした。お昼の時点ですでに300度には達していたものの,その後どれだけ薪をくべても370度くらいまでしか温度が上がらなかったのです! 仕方なく17時過ぎにそのまま窯を閉じて終了としました。

  そして十分に窯の温度が下がった今日,窯のふたを開けてみました。中の竹を取り出して確認すると,一部は一応炭化しているものの,やはり生焼け感は否めませんでした。


 失敗でした。400度弱の温度ではさすがに炭化は難しいでしょう。なのでなぜ温度が上がらなかったのか原因究明をすると同時に,このままもう一度火入れをすることにしたいと思います。
 

2025年12月15日月曜日

里山学習講座「里山でクリスマスリースと正月飾りを作ろう」を開催しました

 みなさまこんにちは,よしだです。

 12/13(土曜日),大学で里山学習講座「里山でクリスマスリースと正月飾りを作ろう」を開催しました。これは以前からこの時期に開催している講座ですが,昨年はスタッフの人手不足で開催を見送り,2年ぶりの開催となりました。

 内容は,午前はわらを編んで縄を作り,午後は大学の里山に入って植物採取をして,クズのつるを利用してリースの枠を作り,採取した植物で正月飾り・クリスマスリースの飾りつけをするというものです。お昼は この時期らしく餅つきもあったりして,盛りだくさんな内容になっています(笑)。

 というわけで以下,写真を使って当日の様子を説明していきましょう。

 まずはわら縄を編むところからスタートです。里山プロジェクトでいつも大変お世話になっている,豊田市大野瀬町の方々がこれのためにはるばる来ていただき,縄の編み方を指導してくださいました。このわらも大野瀬町産です。プロはいとも簡単に縄を編んでしまうのですが・・・


やってみるとそうそう簡単なものではないことがわかります(汗)。女子のみなさんからは「三つ編みならわかるんだけど・・・」といった声も聞こえてきました。

みなさんが縄を編むのに苦労している間,外ではもち米を蒸す作業を進めていきました。ご家族で参加した2歳の女の子にとって,初めて見る光景なのでしょうね。下で火を焚き,上から湯気が立ち上る様子に興味津々でした。

もち米が蒸しあがったら,縄を編む手を止めてすぐに餅つきを始めていきます。最近は臼と杵で餅をつくなんて,大人でもなかなか体験できない経験かもしれません。これもまた大野瀬町の方々のご指導を受けながら交代で餅をついていきます。

つきあがったお餅はさっそく小さくちぎっていただきます。つきたては柔らかくて美味しいですね。当日はつぶあん・こしあん・きなこ・ごま・のり・砂糖醤油を用意しましたが,どれも好評でした。KSCの学生さんの中には「シンプルに塩だけがいい」とか「まずは何もつけずに食べるのがいい」とか,なんだか「そば通」みたいなことを言っている学生さんもいました(笑)。

お餅でお腹がふくれた午後は,外に出て植物採取です。手の届かないところにある木の実などは,KSCの学生さんが高枝切りばさみで採取します。

さらには森に入って植物を採取します。自然の素材を使ったクリスマスリースづくりのイベントはこの時期各地で行われていると思いますが,その多くは事前に採取された素材を使って作るタイプではないでしょうか。普通は公園などでは採取禁止になっているので仕方がないと思いますが,自分で探して見つけて採取して・・・というプロセスが加えられるのは大学の森ならではないでしょうか。みなさん楽しそうです。

参加者のみなさんは工作室に戻って飾りつけに取り掛かりました。その間少しだけKSCの学生さんは外に出てもらい,卒業アルバム用の写真撮影を行いました。右の2人が来春卒業する薬学部6年生で,左の後輩が森で採取してきた木の実や紅葉したモミジを手に持ち,みんなで森を背景に写真を撮ることにしました。プロの写真屋さんにお願いしての撮影で,その写真はお見せできませんが,KSCらしさ・KSCのオリジナリティあふれる(あまり女子大らしくない?)写真になったのではないかと思います(笑)。 

工作室の中では参加者のみなさんが飾りつけに奮闘されていました。特に決まった作り方といったものはないので,それぞれの好みとセンスで,世界に一つだけのリースや正月飾りができました。

この講座は愛知県の「あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業」の助成金で実施たもので,その報告書の作成に必要なアンケートを最後に参加者のみなさんに書いていただきましたが,楽しかった・また参加したいというお声をいただき,とてもうれしく思っています。

 みなさま,ありがとうございました!


2025年12月10日水曜日

はちみつ食べ比べ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 後期の毎週火曜日にある「薬学セミナー」では,アドバイジーとして所属する学生さんたちと一緒に生物多様性を学ぶことにしていて,先週はシャシャンボのジャムを作りましたが,今週は「はちみつ食べ比べ」をしました。

 ミツバチは花の蜜を集める過程で花粉の授受の役割を担っていて,生態系の維持においても,農業においてもとても重要な存在です。その恵みであるはちみつをいただきながら思いをはせる時間になればと思い企画しました。

 がしかし,単純にはちみつを食べるだけではつまらない(?)ので,7種類のはちみつを用意してラベルをはがしたり隠したりした状態で試食し,香りや味を表現してもらいました。


 スーパーで販売されているはちみつからレンゲのはちみつまで,値段の差は約5倍! 「高いはちみつは高いからおいしいと感じるかもしれないけど,食べ慣れていないからおいしくないと感じるかもしれない。どっちだろう?」などと学生さんも楽しそうでした。10人の学生さんの「おいしいと感じたはちみつ」は人それぞれでしたが,レンゲやアカシアはおいしいと感じた学生さんが多かったです。さらっとしたくせのない食感が好まれたようですね。

 普段何気なくスーパーでも目にするはちみつですが,色々食べ比べてみると,植物の多様性がハチミツの多様性にもつながっていることが分かったのではないでしょうか。


2025年12月2日火曜日

シャシャンボでジャム作り

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょう(12/2)は学生さんたちと一緒にシャシャンボのジャムを作りました。シャシャンボはブルーベリーと同じスノキ属の植物で,大学の中でも自生している里山の植物の一つです。実は小さくてブルーベリーほど甘くないし,ジューシーでもないですが,ジャムにすればブルーベリージャムと大差ない味になります。

 まずは収穫をするところから。今回は薬学部棟に一番近い木から採取しました。植栽したものか自然に生えてきたものかわかりませんが,通路脇なので刈り込まれているようです。今年は豊作でたくさんの実が獲れました。


 実験室に戻って実の選別です。未熟な実,割れている実や,混じり込んだ葉などを取り除きます。実が小さいので少し手間がかかりますが,辛抱して続けます。


 実を洗って鍋に移し,砂糖を加えて加熱します。今回選別後のシャシャンボは450gあり,砂糖は果実の50%の重量の225gとしました。加熱してしばらくは変化がなくて大丈夫かな?と思ってしまうのですが,やがて水分が抜けてきて煮詰めている感じが出てきました。
実験室なのでホットスターラーで加熱しています(笑)

 完成です! シャシャンボの実は皮がやや厚くてつぶすのが難しいので,つぶつぶ感がはっきりしたジャムになりました。さっそく学生さんが試食しましたが,おいしいと言ってくれました!
ブルーベリーらしい色になりました!

 ブルーベリー自体は海外からやってきたフルーツですが,ブルーベリーの仲間の植物は日本の在来種として何種類もあって,里山でも高い山でも見ることができます。日本の在来種で(ほぼ)ブルーベリージャム,というのも意外性があって面白いと思いますよ。