2025年12月2日火曜日

シャシャンボでジャム作り

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょう(12/2)は学生さんたちと一緒にシャシャンボのジャムを作りました。シャシャンボはブルーベリーと同じスノキ属の植物で,大学の中でも自生している里山の植物の一つです。実は小さくてブルーベリーほど甘くないし,ジューシーでもないですが,ジャムにすればブルーベリージャムと大差ない味になります。

 まずは収穫をするところから。今回は薬学部棟に一番近い木から採取しました。植栽したものか自然に生えてきたものかわかりませんが,通路脇なので刈り込まれているようです。今年は豊作でたくさんの実が獲れました。


 実験室に戻って実の選別です。未熟な実,割れている実や,混じり込んだ葉などを取り除きます。実が小さいので少し手間がかかりますが,辛抱して続けます。


 実を洗って鍋に移し,砂糖を加えて加熱します。今回選別後のシャシャンボは450gあり,砂糖は果実の50%の重量の225gとしました。加熱してしばらくは変化がなくて大丈夫かな?と思ってしまうのですが,やがて水分が抜けてきて煮詰めている感じが出てきました。
実験室なのでホットスターラーで加熱しています(笑)

 完成です! シャシャンボの実は皮がやや厚くてつぶすのが難しいので,つぶつぶ感がはっきりしたジャムになりました。さっそく学生さんが試食しましたが,おいしいと言ってくれました!
ブルーベリーらしい色になりました!

 ブルーベリー自体は海外からやってきたフルーツですが,ブルーベリーの仲間の植物は日本の在来種として何種類もあって,里山でも高い山でも見ることができます。日本の在来種で(ほぼ)ブルーベリージャム,というのも意外性があって面白いと思いますよ。


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