みなさまこんにちは、よしだです。
先週のことになりますが、8日金曜日に瀬戸市にある東京大学生態水文学研究所の田中先生が金城におみえになりました。これは、5月11日に研究所で行われた研究集会で所内の見学や私が発表をさせていただいたご縁で、こんどは金城の湿地や自然林を見ていただくことになったのです。
ところでみなさんは、愛知県内の大学で東大が最も広い面積を持っていることをご存知ですか? 1250 ha 以上だそうですから、何と金城の50倍以上(!!!)。 行われている研究のスケール感の違いを感じてしまいます。
しかし、小さいとはいえ金城には金城なりの良さがあります。それは、生態系の多様性と言っていいでしょう。わずかな面積ずつですが、八竜湿地のような開放的な湿地もあれば、学内には木々で覆われた閉鎖的な湿地もあます。自然林はコナラよりもアベマキが中心で、クヌギがほとんどありませんが、これも瀬戸あたりの構成と異なります。自然林だけでなく(あまり好ましいとは言えませんが)竹林やクズ原といった植生も見られます。学内でこれほどいろいろな環境が見られる大学はそうそうあるものではありません。また、大学に炭焼き窯があるのもかなり珍しい事例です。そんな金城の自然や取組みをご紹介できたのでは、と思っています。
八竜湿地ではちょうどトウカイコモウセンゴケが赤い花を咲かせていました
湿地性の環境を好むヒメタイコウチも見つかりました
なぜ金城はアベマキが優占するのでしょうか?
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