金城のヒメボタルのシーズンは終わってしまいましたが,今回は名古屋城外堀でヒメボタルの保全活動をされている安田さんが飼育されているヒメボタルの写真をご覧いただきましょう。
上の写真は,さなぎから成虫に羽化して間もないヒメボタルです(しま模様でハチのようにも見えますが)。金城での生息調査で見つかった幼虫から育ったメスです。羽化したのは6月18日だったそうで,ちょっと遅めの羽化ですね。
下の写真は名古屋城の個体(メス)が産卵している様子です。やや黄色が強いですが,卵はまるで真珠のよう。それにしても,この体のサイズで,この大きさの卵をこれだけの数産むのは驚きです。メスのお腹の中には,卵しか入っていないのではないかとさえ思ってしまうほどです。
メスは産卵を終えるとその一生を終えます。生物の懸命な姿に心打たれます。一枚の写真からそんなことをみなさんに感じていただきたく,今回安田さんのご了解を得て写真を使わせていただきました。ありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿