9月も下旬となり,昼間でもかなり過ごしやすくなりましたね。
私は昨日・今日と湿地の調査をしていました。湿地はそもそも日の当たる環境なので,じっとしているとジリジリと暑さを感じますが,吹き抜ける風が体を冷ましてくれるようでした。
きのう(月曜日)の調査場所は,大学のすぐ隣の八竜湿地です。今年は豪雨が何回かありましたが,下の写真の水源地点も土砂が多く堆積していました。
水がオレンジ色なのは鉄分のせいです
八竜湿地では,表面を流れる水だけでなく,地下水もサンプリングして調査しています。あらかじめプラスチック製のパイプ(いわゆる塩ビ管)を埋めておき,そこにたまった水を採水するのです。しかしこの場所,ミズゴケの生育が盛んで完全に包囲されてしまっています。
ミズゴケはきれいですが,踏まないように
作業するのはちょっと大変・・・
ぬかるみの場所には,カエルがぴょんぴょん飛び跳ねていました。近くには小さなアメリカザリガニがたくさんいたので,どんどん食べてもらえるとうれしいんですが・・・。
きょう(火曜日)の調査は天白区の島田湿地。ここも木道が整備されていて,何か所かの地点は木道から採水しています。
島田湿地では,八竜湿地では見かけない花が咲いていました。これはサワギキョウ。全国的に分布する,湿地性の環境を好む植物です。ちょうど花が見ごろを迎えていました。
キキョウは「秋の七草」のひとつですが,一般的なキキョウとは花の形がずいぶん違いますね。
花が見頃,と言えば,八竜湿地にも多く生育しているシラタマホシクサ。星をちりばめたような光景がみられます。
花やカエルなどのいきものは,調査を楽しいものにしてくれますね~ (^_^)
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