すっかり秋らしくなって空が澄んできましたね。先日私は,研究の打合せと湿地の調査のために少し車を走らせたのですが,そんな秋空が気持ちよく感じられました。
日がよく当たるその湿地にはトウカイコモウセンゴケが生育しているのですが,よく見るとこの時期でも花のつぼみをつけている個体がいくつもありました。普通トウカイコモウセンゴケの花期は梅雨の頃。今でも花が咲くのは,それだけ環境条件がよいからなのかもしれません。
穏やかな湿地です
これから花を咲かせようとしている
トウカイコモウセンゴケです
ちょっとわかりづらいですが・・・
調査の時,共同研究をさせていただいている方が,その湿地に落ちていた木の枝についた,かわいい赤い花のようなものを見つけました。
あとで調べてみたところ,これは地衣類の一種の「コナアカミゴケ」ではないかと考えています。赤い部分は胞子を撒くためのものだそう。小さなサイズでも赤色がよく目立ちますね。
研究自身もとても楽しいものですが,このようなちょっとした出会いもまた,気分を盛り上げてくれます。
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