昨日 (2/17),何かとお世話になっている「トヨタの森」にお邪魔しました。目的は2つあって,一つは当日開催されたイベント,「春はそこまで、「春音」探し」に参加すること,もう一つは2014年度にトヨタの森で私が行った水質調査の結果を報告することです。
まずはイベントについてですが,遊んでいるわけではありませんよ (苦笑)。イベントに実際に参加することで,KSC が実施している里山学習講座や,学生さんを金城の森に案内するときのヒントを得るという大事な役割もあるのです。もちろん楽しんで参加するのですが。
今回の「春はそこまで、「春音」探し」は,森を「耳で」感じてみようというもの。最初に説明を受け,昔話にある「きき耳ずきん」をみんなバンダナで作ってかぶり (写真はありませんが,私もちゃんとかぶってますよ・・・笑),森に出ます。最初に,かつては棚田だったところで,水の流れに耳を傾けました。
ほんのかすかですが,落ち葉の下を水が流れる音がしました。まだ水は冷たいですが,すでにカエルが卵を産んで春を待っていました。
手入れの行き届いた落葉樹の森は見通しが良く,さわやかな気分になります。風は冷たいものの,おひさまの光がたくさん降りそそぎ,その暖かさが心地いいです (^_^)
森の径にすわって目をつむって音を聞き,それを絵ではなく図形で表現する,という体験も。じっと目を閉じていると,見えない分いろいろな音が頭の中で三次元的に広がって不思議な感覚がしました。環境教育にも大変熱心に取り組まれているトヨタの森だけあって,インタープリターさんの話ぶりはとてもおもしろく,参考になることがたくさんありました。
シデコブシの花芽も
すぐそこの春を待っていました
イベントから戻ってからは,もう一つの大事な用事,水質調査結果の報告です。資料を使ってスタッフのみなさんに説明をさせていただきました。説明の後,これからもまた調査をぜひやってほしいとのお言葉をいただきました。このようなご依頼を受けるのは信頼関係があってこそ。研究の仕事をしている者として,ありがたいことであり,光栄なことでもあるのです。
今後どのような調査をしていくのか具体的に煮詰めていくことになりますが,調査を通して地域の生態系のために貢献していきたいと思います。
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