10月に入って少し涼しくなったような,でもまだ暑いような陽気ですね。9月が雨が多かった影響でしょうか,大学の森ではいろいろな種類のきのこが生えています。私はあまりきのこに詳しくないので,少々自信がないですが,いくつか調べてみました。
1つ目のきのこは,きれいな白さでよく目立っていたものです。「シロオニタケ」だと思われます。カサのぶつぶつがなければ雪見だいふくみたい・・・笑。もちろんそんなやわらかいものではありませんが。
2つ目のきのこは苔の斜面に生えてきたものです。このきのこの名前はずっとわからなかったのですが,別のきのこを調べている時,ふとしたきっかけで「モエギアミアシイグチ」という名前が出てきました。この名前は柄の部分の特徴に由来し,少しわかりにくいですが,黄色(萌黄色)の下地に黒い網目状の模様があることによります。
3つ目のきのこは金城学院幼稚園との境界に大量に生えていたもので,下の写真はほんの一部に過ぎません。私はこれをシロタマゴテングタケでは?とずっと思っていたのですが,サイズが大きすぎるため調べてみると,「ドクツルタケ」が候補に上がりました。
ドクツルタケは「3%水酸化カリウム溶液をカサに垂らすと黄色に変色する」という記述がありました。残念ながら手元に水酸化カリウムはなく,これとほぼ同じ性質を持つ水酸化ナトリウムで試したところ・・・
黄色に変色しました!
(中央の部分です。薄いですが。)
というわけでこれはドクツルタケでしょうね。ドクツルタケはかなり強い毒性を持ち,死亡例もあります(シロタマゴテングタケも同じです)。なので決して口にしてはいけませんが,土から出たばかりの時は,殻をむいたばかりのゆで卵のような感じで,それがあっという間に顔サイズ(!)に大きくなるのですから,見ていると面白いです。
この他にも黄色のきのこや赤いきのこなど,小さなものから大きなものまでいろいろ見ることができます。一体何種類のきのこが金城にはあるのでしょうか。調べてみるのはとてもおもしろそうですが,かなり大変そうですね(笑)。
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